見たことない、恐ろしい。

高校野球は一昨日に全代表校が出揃い、
いまは大舞台を待ちわびているところです。

代表校の皆さんは、
いままさに夢のような時間を過ごしていることでしょう。
羨ましい時間だなぁ。
本番に向け、
激戦の地方大会の疲れを癒しながら、
来たるべき戦いに向けて気合い注入してください。

さて、
なんとなく暇な雰囲気になった昨日の晩は、
見るとはなしになんとなく、
プロ野球を楽しんでいました。

昨日は何やら、
巨人戦が久しぶりに地上波で放送されたらしく、
日テレでは少し前からしきりにその宣伝を行っていましたが、
それを見ていて、
本当に隔世の感を抱きました。

我々の世代は、
巨人戦（主催試合）は日テレが中継するのが当たり前。
そんな時代を長く過ごして来ましたからねぇ。

今じゃ、
巨人戦の地上波中継は、
年に何度かのお楽しみ、、、
そんな時代なんですね。

そういうワタシも、
いろいろとザッピングしながら野球を見るというのが現在の定番。
昨日も手元でいろいろと回しながら、
たくさんの試合を同時に楽しんでいました。
（とにかく手元で色々見られるというのが、本当に便利で、時代も変わったなあと思います。）

まあ、
メインはどうしてもファンである西武の試合になるのですが、
昨日の試合はある意味すごかったですね。

何がすごかったって？
それはSBの先発、
スアレス投手のピッチングです。

去年からあまり成績が芳しくないこの投手、
この日もやっぱり、
「あぁ、これじゃあ成績も上がらんだろうなぁ」
というような立ち上がり。

155キロを超えるような速球をバンバン投げ込んではくるのですが、
キレがないのかなんなのか、
見ていても全く剛球というようなスピード感を感じないピッチング。

西武の打者は、
ほとんど空振りすることがなくファールの山。
一番秋山から始まって、
源田、外崎、山川、森。。。
登場してくる打者がとにかくファールの山で、
最後は三振か四球。

最後二死満塁で中村がフルカウントから三振した時には、
0-0という静かな初回の立ち上がりに見えて、
優に30分以上、40分に迫ろうという時間が経過していました。

そしてなんと、
驚くべきはスアレスの投球数。
なんと初回無失点なのに、
50球を要していました。

50球ですよ！！

いまや先発は100球で交代機を迎えるというのが定番の中、
初回無失点で、
その半分を投げてしまったのかぁ。
このペースで完投するって〜と。。。
お〜１試合で450球も投げるのか〜

そんなアホなことを考えてひとりで盛り上がっていました。

それでもスアレスさん、
それから頑張って、
4回を無失点に抑えてマウンドを降りました。
頑張ったんじゃないでしょうかね。

それにしても。。。

こんな試合もあるんだなあ。
そんなことを強く感じる試合となりましたね。

ところでプロ野球、
少し目を離しているうちに、
巨人とSBの首位を行くチームの足取りが鈍って、
後続の猛烈な追い上げを許していますね。

セ・リーグではD eNAがものすごくチーム状態がいいようで、
ひょっとしたら巨人を捉えることがあるかもしれませんね。
その下の三位につけるカープも、
本領を発揮して来ましたから、
8月はまさに〝熱い夏〟になりそうです。

パ・リーグはもっと詰まっていて、
日ハムは勢いに乗って０.5差という、
「今日にも逆転」
というところまで、
いつの間にやら迫って来ていました。

SBは昨日の試合を見ていても、
やっぱり打線が振れていない印象ですね。
まぁ、
戻ってくる主力もたくさんいますから、
心配はないのでしょうが、
ファンとしてはいい気持ちはしないでしょうね。

パではその下にも、
西武と楽天が5差以内にいますから、
混戦になっていく可能性もあります。
ファンとしては目の離せないところでしょう。

と言いながら、
ワタシは甲子園が始まってしまうと、
プロ野球の事は完全に横に置かれてしまうので、
次にハッと気が付いた時一体どうなってしまっているのか、
今はまだイメージも出来ませんが。。。

今年は面白いことになるかもしれませんね。

高校野球と同時並行でプロ野球の試合が見られるこの八月。
今では全く聞かれることはないフレーズなんですが、
昔は昼間に高校野球を見て当時定番だった高校球児たちの上手いバントが頭にこびりついている野球オヤジたちが、
夜のプロ野球の試合で選手がバントを失敗でもしようものなら、
「高校からやり直してこ〜い」だの、
「高校生の方が、よっぽど上手いじゃん」とか、
クダを巻くきながら夜のプロ野球を見る・・・・・のが定番でした。

そんなことをふと思い出した、
真夏の夜でした。

まぁ、
昔は今みたいに暑くなかったんで、
夕方には窓を全開にして、
風鈴の音を聞きながら観戦したりしていたもんですね。

やっぱり夏は野球。
刷り込まれたものはなかなか、
自分の中から消えるものではありませんね。

ナショナルパスタイム（国民の娯楽）なんて、
本場でもいうくらいですからねぇ。

今年も夏を、
楽しもうと思っています。