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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

花巻東には、佐藤涼平の再来、千葉がいる!

2013年08月14日 | 高校野球

毎回出場するたびに何か鮮烈な印象を残してくれるチーム、
それが花巻東。

佐々木監督の指導が行き届き、
常に全力でプレーする彼らの姿はもう伝統となっていて、
甲子園では登場するだけで拍手が起こるチームです。

昨日は、
地元関西で100有余年の伝統を誇る初出場、【元藩校】の彦根東が相手。

ものすごい数の応援団が詰めかけ、
その真っ赤に染まったアルプス、内野席は圧倒されそうなド迫力ものでした。

しかしそんな『アウェー』の雰囲気の中でも、
花巻東は『自分たちでできることをしっかりと』という合言葉で、
実にしっかりとした野球を展開。
9-5で初戦を突破。
あの菊池雄星らを擁して4強まで駆け上がった09年夏以来、
4年ぶりの甲子園勝利を飾りました。

花巻東は、
菊池雄星という稀有な左腕を擁して全国的に注目された09年の後、
『日本最速』高校生、二刀流の大谷翔平を擁して2度甲子園に登場しています。

過去4回の甲子園は、
その【超ド級の素質】を持つ大黒柱を擁しての登場でしたので、
全国的に最も注目された学校と言っていいでしょう。

しかしそのスーパー投手たちに隠れがちながら、
花巻東の野球の本質はそんなところにはないと思います。

『小粒ながら、実にしっかりとした野球をやる』
ところが花巻東のチームの真骨頂。

今年のチーム、
それを体現してくれる、
実にいいチームに仕上がっています。

カバーを全力で行う守備、
スキを見てどんどん次を狙っていく走塁、
低く打ち上げない打球・・・・・・

そして。


いました~~~!

今年のチームの2番打者に、
千葉翔太クンという、
素晴らしいバッターを発見しました。

左投げ左打ちのセンター。
2番打者。
身長156センチ。

このあたりで、
思い出すも何も、
先輩である佐藤涼平クンに『そっくりだ!』と気づきましたが、
そのプレーぶりを見てビックリ。

何球でもファールして、
相手ピッチャーを疲労させるという役割だけでなく、
3安打1四球と、
これ以上ないリードオフマンぶりをも発揮してくれました。

本当に千葉クン、
あの夏の佐藤クンにそっくりで、
ビックリしました。

実はワタシ、
千葉クンの存在、
昨日試合を見るまで知りませんでした。

く~~ぬかったぜ!

『伝統はチームの中に息づいている』
それを強く感じ、
彼が甲子園でプレーできたことを、
本当にうれしく思います。

何試合でも見ていたい、
千葉クンの『秘儀!ファール打ち』ですね。


さあ、今年の花巻東。

やってくれそうな雰囲気を持っています。

既にベスト16に進出。
どこまで上っていってくれるのか。

スーパースターはいなくとも、
チームのまとまりと一丸となって襲いかかる迫力は天下一。

面白くなってきました。


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