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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

日米大学野球 初の三連覇、するりと手から・・・・・

2017年07月19日 | 大学・アマ野球

ギラギラの暑い夏。

といえば、
昔から『野球の季節』なんてワタシは反射的に思ってしまいます。

プロ野球はオールスターから後半戦へ。
パ・リーグはいよいよ、
楽天・SBの2強がつばぜり合い。

両チームとも、
簡単には負けません。
この暑い7・8月を、
両チームがどのように乗り切っていくでしょうか。

セ・リーグも『広島1強』は揺るぎそうにありませんね。
追っていくはずの巨人、
なんだか強いのか弱いのか……。

というか、
山口俊がトラブルを起こして先発回避ですって?!
な~にをやってんだか。

この前初勝利の時に、
『皆さんに迷惑をかけた分取り戻す』
とヒーローインタビューで涙していたのは、
いったい何だったの?!

『追っていく』と気合の入っているときにこういうことが起こると、
心から萎えますよね、ホントに。


そして東京ドームでは、
まさに『真夏の祭典』都市対抗野球が開催中です。

しかし改めて見てみると、
やっぱり社会人野球は、
昔からの『社員の士気を高める』っていう大義名分でチームを作っている企業が多いですから、
一昨日、昨日の出場チームを見ても、
三菱重工、日本通運、日立、新日鉄住金、JR、NTT、日本生命など、
まさに昭和の時代から続く歴史と伝統のある重厚長大な企業が揃っていますね。

これらの企業がチームを手放すという流れとなれば、
この都市対抗野球という大会も、
存続していけるかわかりませんので、
がんばってほしいものです。

新興のIT系企業などは、
やっぱり『社会人野球』を持つという発想には、
とてもならないでしょうからね。
ちょっと考えちゃいます。

昭和の時代から平成のひとケタ年代ぐらいまでは、
都市対抗野球と言えば人材の宝庫。
その年ドラフトで指名される大量のキラ星を見るのには、
最適な大会でした。

そして金属バットを採用していたので、
『プロでも見られないような、ものすごい打撃戦』
ばかりの大会というイメージで、
それを迎え撃つ社会人野球の投手たちの質の高さには、
目を見張るものがありました。

今は本当にそのレベルも、人材も、戦い方も、
すべてが遠い過去になってしまっているように感じなくもないのですが、
それでも企業が社員や取引先を【大動員】して行う華やかな応援風景は、
変わらない(?)ものがあります。

ほとんどメディアのニュースソースには乗らないのですが、
毎日新聞を見るとよくそのニュースが載っている(?)ようです。(読まないからわからんけど・・・・・)


さて、そして最後は日米大学野球の話題。

今やアマチュア野球と言えば、
社会人野球を差し置いて大学野球のこと。
そんな気がしています。

先の全日本大学野球選手権を見ても、
たくさんの地方大学の活躍もあり、
かつての『東京六大学と東都大学の代表が交互に優勝を分け合う』なんていうイメージは、
まったくありません。

そんな『梅雨の祭典』である大学野球選手権大会が終わると、
この『日米大学野球』が行われます。

長い歴史を持つこの大会も、
日米両国で数多のプロ野球のスターを輩出した大会です。

特にここのところ日本の大学野球のレベルが上がってきたので、
実力が拮抗して面白い対決となっています。

日本はかつてから、
『日本でやるときは勝つが、アメリカ開催の時はまず勝てない』
というのが定番でしたので、
日本代表が連覇を成し遂げるというのは、
なかなか至難の業でした。

07年に日本代表は初めてアメリカで勝ち、
それ以降は『日本優勢』で推移していて、
13年、16年と2回連続で日本が大会を制しています。(両大会ともに日本開催)

そして今年。

アメリカ開催の今年の大会で日本は、
史上初の3連覇を狙いました。

正直に言うと今年のチームは、
キラ星の揃った昨年などと比べて、
メンバー的には不安の残る陣容だったのですが、
チームとしての熟成度は高く、
第3戦まではいい戦いをしました。

第1戦 日本 ● 1-2 ○ 米国
第2戦 日本 ○ 6-3 ● 米国
第3戦 日本 ○ 5-4 ● 米国

ワタシはこれを見て、
『おっ今年は行けるか?』
と思いましたが、
さすがにそうは問屋が卸しませんでした。

第4戦 日本 ● 1-3 ○ 米国
第5戦 日本 ● 1-3 ○ 米国

大事な4,5戦は打線が振るわずに連敗。
手にしかけた3連覇は、
その手からするりと零れ落ちました。

無念です。

全体的に、
毎度言われることですが日本チームは投手陣の質は高かったと思います。

立命大の東、関大の阪本と、
大学選手権では振るわなかった関西勢の投手陣ががんばりを見せ、
チームをグイグイと引っ張っていきました。

優勝に王手をかけた第4戦で、
リードした8回に追いつかれたのが、
なんとしても痛かったですね。
東を下ろすんだったら、
8回から松本ではなく阪本という手は、
なかったかな?
まあ、結果論ですけどね。

ということで、
がんばった日本チームでしたが、
残念あと一歩及ばず、という大会となってしまいました。

この大会を見ているとつくづく、
『五輪の野球は、アマチュア選手の大会にしてほしいなあ』
と思ったりしますね。

実際アメリカ代表は、
3Aレベルの選手が出ることも多くて、
『アマ限定』にすればこの大会に出場した≪全米大学代表≫が≪五輪アメリカ代表≫となるわけですからね。

その方が何だか、
面白いと思ってしまいます。

無理にプロ選手を出して、
『日程がどうの・・・・』とか、
『シーズンを中断するのがどうの・・・・・』とかいうんだったら、
アマチュアに任せた方がいいなあ・・・・・というのがワタシの私見ですね。


いずれにしても、
高校野球の予選も連日激闘が繰り広げられていますし、
野球好きにはたまらない7月です。


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