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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

ラグビー日本選手権  決勝はサントリーvsヤマハ

2015年02月24日 | ラグビー

≪ラグビー日本選手権≫ ~花園~
【準決勝】

ヤマハ  〇 21(7-9,14-0)9 ● 東芝

サントリー 〇 31(13-12,18-13)25 ● パナソニック



ラグビーの日本選手権準決勝が、
花園ラグビー場で行われました。

ラグビーの2019年、
日本開催ワールドカップの開催都市発表が間近に迫り、
ラグビー界も活気を帯びています。

先々週、先週の帝京大の試合に続き、
今週もこの準決勝がフルでNHKで放送され、
NHKを中心として『ラグビーを盛り上げていこう』という機運も感じられる昨今。

日本選手権の準決勝の戦いも、
熱を帯びたものになりました。

トップリーグの2強、
パナソニックとヤマハはこの準決勝からの出場。

先週までの2戦を勝ち上がってきた東芝、サントリーの常連組との戦いとなりました。


第1試合は、
勢いに勝るヤマハが試合を常に支配し続け、
東芝を寄せ付けずスコア以上の”圧勝”で初の決勝に進出しました。

前半の途中まではアタフタとした戦いぶりも目立ち、
試合のなかった3週間の『ブランク』も感じさせましたが、
後半は戦い方を修正して一気に攻勢に出て突き放しました。

五郎丸のキックという『飛び道具』も持っているヤマハは、
本当に安定した戦いぶりができるようになってきましたね。

常に優勝を争える力が付いてきたことを実感させる、
この日の戦いぶりでした。

一方敗れた東芝。

残念ながら、
パナ、サントリー、ヤマハといった上位チームと比べて、
ちょっと時代に乗り遅れた戦いぶりをしているのではないかということを、
実感してしまいました。

日本代表のエディ・ジョーンズ監督も、
東芝のチーム作りをあまり評価していないようですが、
ワタシもまったく同感で、
少し戦い方を変えて時代にフィットしていかないと、
今年のような結果、いや、もっと厳しい結果が続いていくのではないかと思ってしまいます。


第2試合は、
力のこもったいい勝負でした。

パナソニックは、
手術離脱のFW・堀江に加えて、
スーパーリーグ参戦のため司令塔の田中に切り札の山田も欠場。

まさに『飛車角抜き』のような苦しい布陣で臨まざるを得ない戦いでした。

しかしながら、
最後まで勝負の趨勢が分からないという試合ぶりを見せてくれて、
『敗れてなお強し』
を強く印象付けたシーズン総括となりました。

ベストメンバーでは、
やはりパナソニックの力が、
一つ抜けているといういまのトップリーグでの戦力分布ですね。


そのパナソニックを破って決勝に進出したサントリー。

今年は『チームの切り替えの年』として腹をくくって臨んだシーズンでしたが、
最後にきて勢いが出てきて、
日本選手権の頂点まであと一歩まで上ってきました。

垣永、松島といった若手が機能して、
大黒柱のトウシ・ピシ、フーリー・デュプレア、ニコラス・ライアンらが好プレーを連発。
宿敵・パナソニックを破っての決勝となりました。

前週も難敵・神戸製鋼に快勝しており、
トップリーグ4強トーナメントであるリクシル・カップに進めなかったという屈辱を、
この日本選手権という舞台で見事に晴らしています。

層の厚くなってきた戦力を見ても、
週末の決勝のみならず、
来季以降の戦いぶりが本当に楽しみです。


いよいよラグビーシーズンも最後。

この決勝戦が終わると、
後は秋に行われるワールドカップに向けて、
日本代表の戦いが始まります。

今年は秋まで、
ラグビーから目が離せません。


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