大相撲春場所 ”荒れない大阪”へ、新横綱・稀勢の里がどっしり。

大相撲春場所が、
日曜日に初日を迎えました。

注目されるのは何といっても新横綱の稀勢の里。
初日の相撲、
仕切りの時に、あの何とも言えない『わざとリラックスしようとしているのが見え見え』の顔をしていたので、
『ああ、やばいかも。。。。』
と心配していたのですが、
相撲内容は実にどっしりとしたもの。
曲者の豪風を問題にせず『横綱初白星』を上げました。

そして昨日の2日目も、
初日に白鵬を破り力を見せた正代を相手に、
圧巻の力相撲で連勝。

まずは無難に、
2日目までを立ち上がりました。

新横綱での優勝も視野に入ってきていますね。
今場所優勝の最有力候補なのは間違いありません。

4横綱では、
初日に敗れた白鵬と日馬富士の状態が心配です。

白鵬は心配される足の状態が今一つのようで、
昨日もテーピングをぐるぐる巻いての登場となりました。

日馬富士も見たところ、
やはり万全には程遠い状態に見えます。
体が大きくないだけに、
故障があると厳しいですね。

鶴竜は『可もなし不可もなし』ですが、
初日に難敵の御嶽海を何とか破り、
ホッとしていることでしょう。

一方先場所は稀勢の里フィーバーの陰に隠れて厳しい場所を送った、
カド番大関の照ノ富士と関脇に陥落した琴奨菊がいい相撲を取っています。

両者ともにケガで万全な状態には程遠く、
それゆえに持ち味である”圧力”で相手を圧倒することができなくなっていましたが、
今場所は先場所までとは『明らかに違う』姿をこの2日見せてくれています。

このままの調子で、
照ノ富士はカド番脱出を、
琴奨菊は10番勝っての大関復帰を、
狙ってほしいと思います。

そして今場所は、
上位下位ともにイキのいい若手の力士が躍動してほしいと願っています。

ワタシイチオシの御嶽海、
昨日初日を出して、
これから【大物食い】の本領発揮と行きたいところです。

高安は豪栄道を破り、
今場所を大関昇進への足掛かりとしたいですね。

新入幕の宇良も存在感は抜群ですし、
小兵のキン肉マン・石浦の相撲も気になります。

そしてワタシが応援する勢や玉鷲、荒鷲などの力士や、
人気者・遠藤の取組なども気になります。

そう、要するに、
中入り後の相撲はどれも気になる・・・・・っていう感じです。

大相撲人気が復活してきたのがわかる、
充実した大相撲となっている感じがします。

一方で、
大けがで幕下まで陥落、
そこから一念発起して復活をかけた相撲を取り続けている豊ノ島が、
またケガで休場になってしまったのは、
なんとも言えず残念です。

これでまたかなり番付を落としてしまうので、
関取への復帰は年齢面からも、
かなり難しいことになってきてしまったように感じます。

しかしここでこそ、
”土佐のいごっそう”の意地を見せ、
また這い上がってきてほしいと思っています。

ということで、
WBCやセンバツなどの大注目イベントと並行して、
大相撲にも気持ちを注いでいこうと思っています。