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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第86回選抜高校野球第2日   池田 復活!!

2014年03月23日 | 高校野球

≪第86回選抜高校野球大会≫

【第2日】

第1試合  駒大苫小牧 3-0 創成館
第2試合  池田  4×-3  海南  
第3試合  豊川  4×-3  日本文理


第2日のセンバツ。
楽しみな試合ばかりで、
テレビの前を離れることが出来ませんでした。

とにかく平成4年夏以来の、
池田高校の甲子園凱旋。

蔦監督亡き後の、
初めての【聖地帰還】とあって、
古くからの甲子園ファンをはじめとして、
たくさんの人たちが『待ち望んだ』試合となりました。

相手もオールドファンには懐かしい和歌山海南高校。

あの戦前に大活躍した海南中学(高校)に、
大成高校が合併したこの新しい海南高校。

池田高校が昭和49年に、
部員11人で『イレブン池田』と呼ばれて準優勝に輝いたのであれば、
この大成高校は昭和62年に、
わずか部員10人で選抜に出場し、
大いに話題になった高校です。

そういった意味でも”大注目”の対戦となり、
両軍のアルプスはぎっしり満員。
まさに≪甲子園ならでは≫の大歓声に包まれての晴れ舞台となりました。

海南高校は、
ここまでチームを引っ張ってきた大黒柱のエース岡本があろうことか練習試合で死球を受けて効き手を骨折。
甲子園のマウンドに上がることはできませんでした。
なんと気の毒なことでしょうか。

しかし今日マウンドに上がった背番号10の神崎投手、
この状況を意気に感じて、
見事なピッチングを見せてくれました。

彼のピッチングは、
全国のたくさんの『控えピッチャー』たちに、
どんなにか勇気を与えたことでしょうか。

見事すぎるピッチングでした。
マウンド上でキラキラと輝いていました。

さて、
久々に≪聖地帰還≫の池田高校。

その神崎投手のピッチングにまったくタイミングが合わず、
終盤まで完全に翻弄されて完黙。

試合は8回まで3-0と、
海南に『これ以上ない』展開となりました。


あの『やまびこ打線』と言われた往時の池田高校のイメージは全く感じられない打撃に終始し、
『どうしたんだ~』
という叫びが聞こえてくるような展開。

池田高校の選手たちを見ていると、
あのやまびこ打線のイメージよりも、
その前に池田高校(並びに蔦監督)の名前を広く世に知らしめた、
昭和49年の『イレブン池田』のイメージに近い感じがしました。

『イレブン池田』は、
打力はなくともチャンスをうまく生かし、
その奪ったリードを投手を中心としたしぶとい守備で守りきる、
というカラーのチーム。

試合を見ながら、
リードされていても、
『しぶとく粘っていけ』
と声援を送っていると、
追い詰められた8・9回の終盤に、
くすぶっていたエネルギーが見事に爆発するという展開となりました。

ようやく【池田らしい】早い打球が出だしたと思ったら、
1点を追う9回には、
相手エラーも絡んで、
一気の攻撃で逆転サヨナラ勝ちを決めてくれました。


いや~~~~~

久しぶりに興奮しましたあ!!


やってくれましたねえ、池田高校。
甲子園に『復活の春』を印象付けてくれました。

『イレブン池田』のような、
しぶとく強豪を破って、
上へ上へと上がっていけるのでしょうか。

アルプスには、
放送を見ているだけでも、
あのイレブン時代の主将・上浦氏(当時)、
そしてやまびこで初優勝した時のエース・畠山氏(元横浜)の姿もありましたね。

それだけみんなが待ち望んだ晴れ舞台ということです。


さて、
その池田の激闘の後の第3試合。

第2試合以上の激闘となりました。

初出場の豊川が、
驚異の粘り腰を見せて、
ワタシが今大会の優勝候補筆頭にあげた日本文理を破りました。

見事としか言いようのない、
素晴らしい戦いぶりでした。


そしてこの結果、
2回戦は池田vs豊川
ということになりました。


この対戦、
ワタシにとっては、
まさに『特別』な対戦です。


というのも、
豊川の今井監督は、
元中京の主将にして、
甲子園の名選手です。

スタッフとして参加する森コーチも、
その同期の中京の『3本柱』の一人です。

この年の中京のエースは野中投手。


そしてこの年の池田高校、
まさに『史上最強』と言われ、
3連覇を狙ったあの、
水野(元巨人)、江上のチームです。


そしてこの年の夏の甲子園準々決勝、

池田 vs 中京

の戦いは、
高校野球史に残る激闘でした。


その激闘を戦った池田と、
中京の今井・森の両氏が、
池田が甲子園に復活したその年に、
またまた甲子園で会いまみえる。

ワタシは、
その因縁に、
ワクワクが止まりません。

あの時、あの試合で、
池田の豪打を耐えに耐えた中京が、
ついに9回、
池田の真骨頂ともいえる『一発』で豪快に突き放され、
壮絶に散っていきました。

中京の名将・杉浦氏が、
最後に甲子園で采配を振るった試合となりました。

その時のリベンジ・・・・・
なんて言う気持ちはさらさらないでしょうし、
そんなことを言う気持ちもさらさらないですが、
とにかくこうやって、
何十年もたってからまた真剣勝負の場で会いまみえることが出来るなんて、
なんという幸せなことか・・・・
と思ってしまいます。


2回戦のこの対戦。
大注目です。


そして今日の第1試合では、
駒大苫小牧が2007年以来の甲子園登場。

あの2004年の歓喜の初優勝時にチームを引っ張った佐々木主将が、
母校の若き監督として帰ってきてくれました。

その姿を見ながら試合を楽しんでいると、
毎回ノリノリの『コマトマ応援団』から、
打席の選手ごとに『昭和歌謡大全集』が流れてきて、
『さすが~~~』
とこれまたうれしくなってしまいました。

そしてチャンスでは、
久しぶりにチャンステーマである≪駒大コンバット≫が流れ、
『うお~このメロディーを聞くと、コマトマの豪打がさく裂するぞ~』
と、
あの2004年~2006年の、
あの頃のことを思い出してしまいましたね。

耳が『あの頃』を覚えている!!

甲子園ではよくあることです。


見事な完封勝ちは、
『コマトマ復活の第一歩』
を記すに十分な見事なものでしたね。

やっぱり、
コマトマは甲子園で強いね~!


ということで、
今日もまた、
楽しみいっぱいの、
『これぞ甲子園』
という日でした。


やっぱ高校野球は、
やめられね~な~~~!!


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