2023年の箱根駅伝出場校を決める予選会が、
立川の昭和記念公園で行われました。
今年は3年ぶりに自衛隊駐屯地から公道を通って昭和記念公園に至るという「いつものロード」。
やっぱりこのルートの方が盛り上がりますね。
学連からは今年もまだ「沿道の応援は遠慮願います」とのお触れが出ていたようなので、
ワタシも静かにテレビの前で応援していました。
しかし。。。
静かに応援なんてならんようなすごい展開。
いろいろな大学に注目が集まっていましたが、
ワタシの注目はなんといっても立教大学。
ワタシの年代から前後15年ぐらいは、
立教はスポーツではホントその力を示すことはありませんでした。
六大学野球では東大の前の5位が定番、
ラグビーも駅伝も、
大学スポーツの花形はすべて他校に道を譲る感じでしたが。。。。。
アスリート選抜を始めてから選手が集まるようになり、
野球ではこのところ他大学と同様に優勝を争えるようになりました。
そして駅伝。
2024年に創立150周年を迎える立教がその記念事業として、
ちょうどその年に100回大会を迎える箱根駅伝出場に向けて、
ターゲットを絞って上野監督を招聘し3年。
着実に成果を上げてきた立教アスリートたちは、
今年は春から「今年の立教は、ひょっとしたら箱根予選会で戦えるのでは。。。。」
とささやかれてはいました。
しかし。。。
周りを見ると、
本当に強豪校ばかり。
最近では「新興強豪校」として、
東京国際大と創価大が、
しっかりとシード校として確立してきましたので、
箱根の予選の立川にはそりゃあもう、
現在の、そしてかつての強豪校がこぞって集まってくるようになりました。
これだけの強豪の中で10位以内かあ。。。。。
見ただけで苦しさを感じてしまうような土曜日の立川。
快晴微風の中、
スタートの号砲が鳴らされレースがスタート。
「トップ通過候補No1」
の明治が非常にいい感じでレースを進め、
仙台育英の真名子監督を招聘した大東大も続き、
その他はだんごレースという展開となりました。
5km、10km、15km・・・・
レースが進んで行く都度に、
常連であるはずの東海大、神大、中央学院大、国士大、日大などの強豪が苦戦を強いられている姿が映し出され、
逆に55年ぶりの出場を狙う立教が、
1年前倒しでの出場を狙っていい位置でレースを進める姿を見ることができました。
昨年は5キロまでは快走していたものの、
徐々に順位を落として15キロの時点では「これは難しいなあ」
となっていましたが、
今年は全体の底上げが出来ていたからか、
15キロになっても17キロになってもその勢いは衰えず、
ゴールの時点でほとんどの選手たちは出場を確信したようでしたね。
見事なレースを行って、
歓喜の瞬間を待ちました。
そして。。。。
いつものように学連の関係者の、
1位からの順位発表。
いいですねえ、
あの瞬間。
そして。。
歓喜の瞬間が訪れました。
第6位・・・・
立教大学。
その瞬間、
なんと55年ぶりに、
立教が箱根駅伝に帰ってきました。
10年ひと昔なんてことを言いますが・・・・
それに従えば6昔前からの復活。
こりゃあ覚えている人の方がずっと少数の、
セピア色の歴史ですね。
さあ、
いよいよ1月2日、
読売新聞社前に、
紫のユニフォームが立つことになりました。
ワクワクします。
さて、
今回の箱根予選会、
大波乱の大会となりました。
今年の全日本大学駅伝予選会でトップ通過、
この立川でもトップ通過候補だった神奈川大がまさかの予選落ち。
そして中央学院大、日大、拓大、筑波・・・・・
強豪が次々に涙をのみました。
強豪校でも、
東海大が「まさか…」も考えられた9位でのギリギリ通過。
連続出場を狙っていたワタシの地域のお隣りさん、国士舘も、
最後の最後までハラハラでした。
いやあ、
箱根に出場するの、
ものすごく難しくなってますね。
一方伝統の力を見せて、
明治は2位、早稲田は4位、日体大は5位で通過、
本戦で今年こそシードを狙います。
いやっ、
彼らの狙いは本戦で5位以内かな。
さあ、
本格的に駅伝の季節がやってきました。
今年は「青学最強」だと言われますが、
出雲駅伝を見ていると駒大が相当強そうだし、
国学大、中大らもしっかりとした走りを見せていました。
最後の最後まで、
どうなるかわかりませんね。
いまや日本の正月の風物詩となった箱根駅伝、
来年の100回大会には、
門戸を全国の大学に広げるそうです。
新時代を迎えて、
果たして今年はどうなるのでしょうか。
楽しみです。
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