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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

ラグビー日本代表  あのW杯から・・・日本代表の現在地は?

2016年06月27日 | ラグビー

あの昨年秋のラグビーW杯。

日本中を熱狂の渦に巻き込み、
空前のラグビーブームを巻き起こしたあの戦いからおよそ9カ月。

ようやくブームが沈静化して、
落ち着いた中次の日本W杯に向けての船出を行ったラグビー日本代表。

その間にも、
日本代表のさらなる強化を目指して参加を決断したスーパーリーグの話題がありました。
日本はサンウルブスというチームを結成して、
強豪集う世界最高峰のスーパーリーグを戦っています。

わずか1勝しかできずに負けを刻み続ける苦しい戦い方が続いていますが、
『日本代表は決してこうではないぞ』
という何か確かなものを欲しがっているのがラグビーファンたち。

そんな中、
先のW杯で日本が唯一黒星をつけられたスコットランドが来日し、
先週末、今週末と2週にわたり、
ガチンコのテストマッチが行われました。

驚いたのは、
スコットランドの本気度。

まあ彼らにとっては、次回のW杯開催地である日本で試合ができるので、
語るべき本番に向けての趣味レーションとしては最高の舞台だったのでしょうが、
それにしてもメンバーといいマインドといい、
『W杯前じゃないか?』
と思わせるような本気度でした。

ありがたいことです。
そしてそんなところにも、
日本代表が今置かれている立場というものを、
ひしひしと感じることができてうれしいですね。

試合は第1戦を13-26で落としました。
この試合は、
立ち上がったばかりの新生日本代表ということもあり、
プレーのそこかしこに『熟成されていない感』が漂い、
『まだまだだなあ・・・・・』
と思わせる戦いでした。

さあ、それでは・・・・・・
と期待が高かった第2戦は、
味の素スタジアムで土曜日に行われました。

味の素スタジアムはワタシのおひざ元の競技場。
今はなかなか足を運ぶことは少なくなりましたが、
かつてはFC東京や東京ヴェルディの試合を観戦しに行った競技場です。

ラグビーでも、
東芝やサントリーの試合はよく組まれていますので、
それらはよく見に行きますが、
正直に言うとあまりラグビーが見やすい競技場というイメージはないですね。

なんだかピッチから客席までの距離が遠く感じて、
臨場感がイマイチ……という感じがしなくもありません。

しかし来る2019年のラグビーW杯ではここがメイン会場となるので、
そうも言ってられません。
いいところは、キャパが広いことかな?
たくさんの観客を飲み込むことができます。
アクセスは・・・・・B-といった感じですかねえ。


そんなこんなで、
たくさんのラグビーファンを飲み込んだこの第2戦。
立ち上がりから激しい攻防が繰り広げられました。

帝京大の松田のFBでの初スタメンや田村のキック、
茂野や金の活躍など、
見るべきところはたくさんありましたが、
終盤逆転されて16-21と連敗を喫してしまいました。

後半の大事なところでの度重なるハンドリングミス、
特に相手ゴールライン寸前での2度にわたるターンオーバーは、
勝敗に直結してしまいました。

ミス、ミス、ミスでは、
やっぱり勝てないなあ・・・・・・・・という感想を持ちましたが、
それでも日本代表が着実に前進し『世界8強』に近づいている実感はバリバリで、
なんだか未来への希望がたくさん詰まった戦いでした。

まあ、
今の時期まだプレーの精度が高くないとか、
コンビネーションが今一つなんて言うのは、
仕方のないことですしね。

それよりも、
相手の重量FWやBKの攻撃に対して、
得意の体を張った、人が湧き上がってくるようなタックルで対抗しているさまを見ると、
『ああ、日本の戦い方だ。これを全員がよどみなくやるのが、日本の強みなんだ』
というのが思い出されて、
興奮してしまいます。


これまでは『相手より速い』ということぐらいしか売りのなかった日本のラグビーというものに、
昨年のW杯から、きっちりと色がついてきているというのが、
なんともうれしいことです。

日本のディフェンスは、
相当の相手にも通用するということが、
また実感できました。

あとは『反則とミスをしないでしぶとく継続する攻撃』ができれば、
必ず世界の上位に食い込んでいけるのではと思います。

収穫の多い戦いぶりでした。

これでひとまず代表戦は終了。

つかの間の休みを経て、
秋のトップリーグのシーズンに備えていきます。

つい数年前までは、
ラグビーのシーズンは2月末の日本選手権までと相場が決まっていて、
再開は9月に入ってからでしたが、
現在はサンウルブスも参戦するスーパーリーグはあるは、
代表戦も途切れなく行われるはで、
ラグビーも年間通してお楽しみが続くことになっています。

ラグビー好きとしては、
とてもうれしい変革ですね。

そういえば今年のリオ五輪からは、
7人制ラグビーも参加しているし、
休む暇もないですね。

ラグビーが本当の意味で日本に根付いていくまで、
まだまだ変革の歩みを止めるわけにはいきません。


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