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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

地平をかける獅子を見た

2024年03月17日 | プロ野球

昨日、

初めての試みとして、
西武ライオンズのOB戦が開催されました。
観客は満員。
たくさんのファンに見守られながら、
黄金時代のOBを中心に、
懐かしくも楽しい1日を過ごしました。
 
ワタシは地元ということもあり、
創設時からの熱狂的なライオンズファンでした。
(でした・・・というのは、今はあまり熱量がないため。)
 
ワタシの思うライオンズの第1期黄金期は創設から昭和59年まで。
 
創設時に集められたメンバー、
そしてドラフト入団してきた選手たちで夢の優勝を果たし、巨人を激闘で破ったまでの期間です。
田淵、山崎が引退する昭和59年までが第1期だと思うんです。
 
初めて優勝した時は、
それゃあ嬉しかったなぁ。
 
石毛、山崎、スティーブ、田淵、テリー、太田、片平、立花と並ぶ打線はど迫力だったなぁ。
ヒットでひとつずつしか塁は進まなかったけど、ね。
 
投手は東尾を中心として、松沼兄弟、高橋直樹、杉本らがローテを守って、抑えには森繁和。
 
ワタシはなんと言っても、
この第1期黄金時代のチームが一番好きですね、思い入れもあるし。
 
 
そして田淵や山崎が引退して、
第二期黄金時代が始まります。
 
この時代はなんと言っても強かった。
ただ打つ、投げるが凄かったということではなく、
スキのない野球、ベンチワーク、
そしてプライドが凄かった。
 
打線は石毛、平野、秋山、清原、デストラーデ、辻、伊東、田辺らが並んで、
投手陣は工藤、渡辺久、郭を中心に、
スキのない面々が並びました。
 
昭和60年(1985年)、広岡監督の最後の年から始まり4連覇、
そして最後の試合で敗れ連覇を逃した1989年を挟み、
そこから奮起して5連覇。
 
ワタシはよく考えていたんですが、
もし89年に近鉄・ブライアントにあの時4打席連発を喰らっていなかったら、
もしかしたら巨人の9連覇を凌ぐ10連覇を達成していたんじゃないかと。
 
そのぐらい強くて、
野球の質も最高で、
ワタシはファンとして、
ペナントレース制覇には自信満々でしたね。
 
「勝つ」
ということに絶対の自信を持っていたので、
「絶対に最後は西武が勝つ」
と100%曇りなく信じていました。
 
今のオリックスやちょっと前のSBファンなんかも、
そんなココロモチでしょうね。
 
そんなこんなで創設から30余年は、
ファンとして過ごしてきましたから、
昨日のOB戦は感慨深いものがありました。
 
80を超える土井さん、
70を超える田淵さん、東尾さんが、
元気にプレーに参加してくれる、
最後のチャンスかもわかりませんのでね。
 
それでもやっぱり、
球団の大スターであった、
清原、松坂が参加していなかったので、
それは寂しかったですけどね。
 
今やすっかりライバルチームの顔になっている秋山、工藤、伊東らの各面々も参加してくれたのは嬉しかった。
 
やっぱり定期的に、
こう言ったイベントはいいですね。
 
でも5年後、10年後は、
黄金時代を知らない面々ばっかりになっちゃって、
そこからも球団の凋落の歴史が感じられたりして。。。
 
まあいずれにしても、
黄金時代には「ファンサービスは最悪」と言われて、
勝っても勝っても優勝パレードすらやらなかった西武という球団としては、
「ウチも変わったんだよ」
ということが見せられたんじゃないですかね。
 
ここ7,8年ぐらいですかね、
遅きに失した感はあるものの、
ファンサービスというものをやり出したのは。
 
徐々に観客動員数も上がってきているみたいだしね。
かつてとはほぼ別の、
毎年まん中から下位に位置する球団として、
生まれ変わっているって感じですね。
 
それにしても、
80を超えた土井さんに「もう一度優勝が見たい」と言われているんだから、
頑張んなきゃダメでしょうね。
 
 
それにしても、
球団の華麗な歴史を鑑みると、
クソプレーヤーに、
ナメ腐られるような球団じゃねえんだよ、
ということは強く思いますけどね。
 
 

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