昨日、
初めての試みとして、
西武ライオンズのOB戦が開催されました。
観客は満員。
たくさんのファンに見守られながら、
黄金時代のOBを中心に、
懐かしくも楽しい1日を過ごしました。
ワタシは地元ということもあり、
創設時からの熱狂的なライオンズファンでした。
(でした・・・というのは、今はあまり熱量がないため。)
ワタシの思うライオンズの第1期黄金期は創設から昭和59年まで。
創設時に集められたメンバー、
そしてドラフト入団してきた選手たちで夢の優勝を果たし、巨人を激闘で破ったまでの期間です。
田淵、山崎が引退する昭和59年までが第1期だと思うんです。
初めて優勝した時は、
それゃあ嬉しかったなぁ。
石毛、山崎、スティーブ、田淵、テリー、太田、片平、立花と並ぶ打線はど迫力だったなぁ。
ヒットでひとつずつしか塁は進まなかったけど、ね。
投手は東尾を中心として、松沼兄弟、高橋直樹、杉本らがローテを守って、抑えには森繁和。
ワタシはなんと言っても、
この第1期黄金時代のチームが一番好きですね、思い入れもあるし。
そして田淵や山崎が引退して、
第二期黄金時代が始まります。
この時代はなんと言っても強かった。
ただ打つ、投げるが凄かったということではなく、
スキのない野球、ベンチワーク、
そしてプライドが凄かった。
打線は石毛、平野、秋山、清原、デストラーデ、辻、伊東、田辺らが並んで、
投手陣は工藤、渡辺久、郭を中心に、
スキのない面々が並びました。
昭和60年(1985年)、広岡監督の最後の年から始まり4連覇、
そして最後の試合で敗れ連覇を逃した1989年を挟み、
そこから奮起して5連覇。
ワタシはよく考えていたんですが、
もし89年に近鉄・ブライアントにあの時4打席連発を喰らっていなかったら、
もしかしたら巨人の9連覇を凌ぐ10連覇を達成していたんじゃないかと。
そのぐらい強くて、
野球の質も最高で、
ワタシはファンとして、
ペナントレース制覇には自信満々でしたね。
「勝つ」
ということに絶対の自信を持っていたので、
「絶対に最後は西武が勝つ」
と100%曇りなく信じていました。
今のオリックスやちょっと前のSBファンなんかも、
そんなココロモチでしょうね。
そんなこんなで創設から30余年は、
ファンとして過ごしてきましたから、
昨日のOB戦は感慨深いものがありました。
80を超える土井さん、
70を超える田淵さん、東尾さんが、
元気にプレーに参加してくれる、
最後のチャンスかもわかりませんのでね。
それでもやっぱり、
球団の大スターであった、
清原、松坂が参加していなかったので、
それは寂しかったですけどね。
今やすっかりライバルチームの顔になっている秋山、工藤、伊東らの各面々も参加してくれたのは嬉しかった。
やっぱり定期的に、
こう言ったイベントはいいですね。
でも5年後、10年後は、
黄金時代を知らない面々ばっかりになっちゃって、
そこからも球団の凋落の歴史が感じられたりして。。。
まあいずれにしても、
黄金時代には「ファンサービスは最悪」と言われて、
勝っても勝っても優勝パレードすらやらなかった西武という球団としては、
「ウチも変わったんだよ」
ということが見せられたんじゃないですかね。
ここ7,8年ぐらいですかね、
遅きに失した感はあるものの、
ファンサービスというものをやり出したのは。
徐々に観客動員数も上がってきているみたいだしね。
かつてとはほぼ別の、
毎年まん中から下位に位置する球団として、
生まれ変わっているって感じですね。
それにしても、
80を超えた土井さんに「もう一度優勝が見たい」と言われているんだから、
頑張んなきゃダメでしょうね。
それにしても、
球団の華麗な歴史を鑑みると、
クソプレーヤーに、
ナメ腐られるような球団じゃねえんだよ、
ということは強く思いますけどね。