見出し画像

アルファロメオと小倉唯

事実は事実として

昨日も、一日父の介助。

 

メメを出してあちこち連れて行ったのですが、途中、特に帰りは滝のような大雨で、往生しました。

 

途中、話していて、父が孫の年齢を忘れてしまっていることを知って、ショックでした。

 

何よりも大事に思っている孫なのに。

 

ついでながら私の年齢も、何回言っても覚えてくれません(笑)。

 

私は、そういう風になるほどまで、長生きはしたくないなと、つくづく思いました。

 

でも、メメのことを「この車ずいぶん長いな。どのくらい乗ってるんだ?」と訊いてきたので。

 

「もうかれこれ30年になるね」と答えたら…

 

「そうか。丈夫なもんだな。いい車なんだなあ……」と。

 

愛車が褒められてちょっと嬉しかったです。

 

まあ、エンジンなんか、購入時より今の方がビュンビュン回って絶好調なぐらいですからね。

 

ハンドリングが楽しくて仕方ないし。

 

内装にはさすがにヘタレがだいぶあるのですが…30年もヘビーに使い倒されていれば当然です。

 

前任車のプーちゃんと違って、どんな豪雨の中でも雨漏りなんて、もちろんしたことないし。

 

そして走る、曲がる、止まるなど車としての基本的な部分は、新車のころとまったく変わらない。

 

 

デザインだって、今となってはなんともクラシックなこのスタイルが、逆に街中で個性になっているし。

 

燃費も、混んだ都会の下道だけを走っていても、8km/L以上は行くから、まあ古い車としては合格でしょう。

 

アルファロメオ155 2.0ツインスパーク 8バルブ…

 

点検整備と消耗品の交換をきちんとしていれば、丈夫で長持ち。故障も非常に少ない、いい車ですよ。

 

よその155は「壊れた武勇伝」をいろいろ言われてる様子ですが、うちのメメを見てると全く信じられない。

 

メカニックがよほどへぼなのか、もしくはわざと壊れるような整備をして、カネ取りしているか…

 

もしくはオーナーが、間違った使い方をしているとしか思えないんですよね。実感として。

 

それか、たまたま「はずれ玉」をつかんだケースだけが、大げさに伝わっているんじゃないか…と。

 

みんなイタリア車を小ばかにしていて、オーナーとしての「愛と信頼」が足りないから、かもしれません。

 

 

 

 

ところで……

 

非業の死を遂げた方に関して、このことを言うにあたって、どうかしようかとちょっと迷ったのですが…

 

故・安倍晋三氏と旧統一教会との関係について、マスコミが「忖度」報道を重ねていて…

 

歯がゆい、というか気持ち悪いので、事実は事実として、せめてこれを読んだ方には知っていただきたいと。

 

マスメディアの多くが、いまだに山上徹也容疑者が、母が破産させられたことで恨みを抱いていたという…

 

「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)およびその外郭団体である「天宙平和連合」(UPF)と…

 

安倍元総理との間に、関わりがあると「思い込んでいた」と、実際は全く無関係だったように報道しています。

 

でも「関りがある」という言葉の定義にもよりますが…

 

普通の解釈では「関りが無かった」というのは無理があるように思います。

 

なので「思い込んでいた」「容疑者の思い込み」というのは、事実に反する…

 

あるいは、わざとミスリードするような表現に当たるのではないかと思うのです。

 

まず、容疑者が「ビデオを見て関りを知った」と供述しているのは、おそらくこちらの動画ではないかと。

 

韓国の清心平和ワールドセンターで行われた、天宙平和連合(UPF)の世界大会…

 

「THINK TANK 2022 希望前進大会」の中で行われた、安倍氏のビデオによる「基調演説」です。

 

(彼の他に、ドナルド・トランプ氏も基調演説しています)

 

イベント全部を収録した動画ですので、安倍氏の基調演説が始まる、1時間27分まで飛ばしてご覧ください。

 

 

「ハン・ハクチャ総裁をはじめ、皆様に敬意を表します」と安倍氏が言っているのは…

 

統一教会の創始者で、元総裁だった文鮮明氏の第三夫人で…

 

現在は「世界平和統一家庭連合」総裁と、「天宙平和連合(UPF)」の総裁を兼務している…

 

韓鶴子(ハン・ハクチャ)氏のことです。

 

彼女がどんな人物であるか、UPFがどんな団体であるかを、安倍氏が「良く知らずに」基調演説をした…

 

というのも、全く馬鹿げています。

 

そもそも、よく知らない団体の集会で基調演説をしたのだとしたら、政治家としてあまりにうかつですし。

 

ちなみに「世界平和統一家庭連合」の日本支部と、UPFの日本支部は…

 

同じ建物に入居しており、双方の日本支部代表も、同じ人物が務めています。

 

UPFが、旧統一教会の「別動隊」であることは、明白だと思います。

 

この演説の前に、現地の司会者も紹介している通り、統一教会の創始者で「教祖」の文鮮明氏と…

 

安倍氏が心から尊敬し、人間として政治家として一番影響を受けたと自ら語っている、祖父の岸信介氏とは…

 

日本で「勝共連合」という団体を共に立ち上げた「盟友」と言っても良い仲です。

 

 

(ちなみに勝共というのは、共産主義に勝つ、という意味です)

 

当然、文鮮明氏のことも、妻の韓鶴子氏のことも、統一教会のことも、安倍氏は熟知していたはずです。

 

イベントにメッセージを寄せるのも、もちろんこれが初めてではなく、何回も行っていますし…

 

統一教会の会報誌「世界思想」の表紙にも、何度もなっているほどです。

 

 

彼は一般人ではなく、政治家であり著名人なのですから、この手の団体にこういう形で協力すれば…

 

教団の信用度を増して、勧誘の際にも、相手を安心させるための「広告塔」として利用されることぐらいは…

 

常識として、承知していたはずです。

 

言うまでもなく、どんな理由があれ、暴力で私怨を晴らすなどあってはならない重犯罪です。

 

そして、教団への恨みを政治家に向けるというのも、明らかに見当違いな「八つ当たり」的行動です。

 

ただ、安倍氏と教団について「関係していなかった」というのは、あまりに強弁であり…

 

関係があると「思い込んだ」というのは、適切ではなさすぎる表現であろうと思います。

 

いくら個人を故人かばうためでも「事実に反する」物の言い方を公共の電波などで垂れ流し…

 

結果的に、大衆をミスリードすることは、厳に謹んでいただきたい。

 

現に、そうしたマスコミのふさわしくない表現を、一般人はそのまま受け取って、うのみにしているのですから。

 

私が言いたいのは、それだけです。

 

ただ、政治家や政党(特に保守政党)…それだけでなく、保守系論客と新興宗教とのつながりに…

 

「深すぎる」と言える部分があるのは確かです。

 

下の写真は平成24年、統一教会(当時)の関連団体「世日クラブ」主催の講演会で演者を務める櫻井よしこ氏。

 

 

そして新興宗教の中には、旧統一教会のように、信者の財産を過剰にむしり取り…

 

結果、本人や家族を破滅させている、反社会的な団体があることも、これは間違いのないところです。

 

そうした団体に、どんな形であれ協力することが、果たして良い事なのかどうか。

 

また協力していれば、今回の事件のように、破滅させられた信者やその家族による「八つ当たり」的犯罪を…

 

これからも誘発する危険があります。

 

政治家、要人の安全確保という観点から見ても、これを機会に、こうした事実に改めて目を向けて…

 

議論がなされ、見直すべきところは見直して行かないといけないと、私は考えます。

 

今後、こうした悲しい事件が繰り返されないために。

 

最後に、安倍内閣から菅内閣、岸田内閣に至るまでの、各内閣閣僚の、大多数が会員である…

 

有名な保守系団体「日本会議」に参加、あるいは協力している、もしくは団体内から役員を出している…

 

「新宗教」関連の団体の名前を列挙しておきます。

 

あくまでも、ご参考までに(順不同)。

 

霊友会

黒住教

解脱会

崇教真光

キリストの幕屋

新生儒教教団

国柱会

佛所護念会教団

念法眞教

大和教団

モラロジー研究所(天理教)

倫理教(PL教団)

オイスカインターナショナル(三五教)


ランキング参加中です!ポチっとしていただけると励みになります!

コメント一覧

angeloprotettoretoru
@m-fluteangel16 さま
こんばんは😊
こちらこそ、いつもリアクションいただきありがとうございます!
岸信介氏は文鮮明と手を結んで、布教と引き替えに勝共連合を作りましたね。
コミュニズムや反政府的運動の伸長を抑えるために、岸元総理が行った工作のひとつでした。そして背景には米国の保守勢力が存在しました。
彼らの策動が日本の「真の民主化」を妨げたと思っています。
祖父の岸氏を誰よりも尊敬し、その路線をそのまま継承した安倍氏が統一教会を受け入れ、またおそらく利用しようともしていたのは自然なことでした。長く文化庁が認めなかった統一教会の名称変更が、安倍内閣のときに認められたのも、偶然ではないと思います。
一番問題なのはそうした事実を何とか隠そうとする大手マスコミだと思います。この国のジャーナリズムは死にかけていますね。
m-fluteangel16
こんばんは。リアクションありがとうございます。
始まりは岸信介が統一教会を日本に引きいれ、彼はそれを引き継ぎました。
日本の戦後政治の成り立ちと深い関係があります。検索してみてください。
知っておられるかも…ですが。
マスコミはおっしゃるように朝日も含めて政権側を批判する気はありませんね。
テレビニュース見なくなりました。
angeloprotettoretoru
@kuwa16madaowa さま
たしかにそれはありますね。まあご本人は、まさか今この世とお別れするなんて全く想定してなかったでしょうから、亡くなった後のことなんて周りにも何も言ってなかったでしょうね。どうするのがお望みだったのでしょう.........
kuwa16madaowa
ニュースでお見送りされる姿が報じられていましたが、故人はお寺様で良かったのかと逆に思ってしまいました。
angeloprotettoretoru
@nerotch9055 さま
こんばんは(*^^*)
こういう記事を書くと炎上しそうだし、どこで誰がチェックしてるか分からないから、勇気はいります。でもそこでビビって黙るのなら、大手マスコミの「権力忖度体質」を批判する資格なくなっちゃいますから。
不思議に思うのは、これほどマスコミのみなさんは政権や与党にビビりまくり忖度しまくりなのに、マスコミをマスゴミとか言う人たちには、全く逆に見えてるということです。ジャーナリストの役目も矜恃もかなぐり捨てて、権力に迎合しているのが見え見えなのに。
まあ、例えばテレビ局や新聞社の社員の大半が「特亜三国人」に見えてしまうような目には、もう実在するものがそのままの像を結ばないのでしょう。
朝日新聞の社主さんあたりだって、安倍さんのころから総理と親しくご会食してるお仲間なの、「今日の首相動静」の記事見りゃ分かるのに。保守政治家と宗教との関係もそうですが、人は見たくないものは網膜に映っても見えない🙈、聞きたくないことは鼓膜を震わせても聞こえない🙉ものなんですね。
nerotch9055
こんばんは!
マスコミのミスリード、怖いです。
今回の記事を書かれるに当たって、かなり勇気がいったのではないでしょうか。
今に改憲されて「こんな事を書くと人物には、人権は認められない!」とか言われてしまわないか
心配になります。
ですが、「声」を上げないと、みんなが黙ってしまう・・。
そんな日本には、なってほしくないですね。
(・・;)
angeloprotettoretoru
@じょぜ☆さま
えっ、あの記事開かないんですか?自分で見ることは出来るんですけど。なんか気持ち悪いなあ💦
統一教会は「原理研」という名前で学生を勧誘してましたね。私は宗教オタクっぽいひねた学生だったので、あーきたきたと鼻で笑ってましたけど、純真でうぶな若い子は引っかかってましたよね。
宗教という体をとると逃げられるので、その辺彼らも上手く擬態します。
日本の右派の人たち、嫌韓ネトウヨのヒーローだったりする人が、裏では文鮮明やその一派とねんごろだったりする、この裏表ある状況に何で気が付かないんでしょう。まあ、現実を見ても「ウソだ!サヨクの作り事だ!」で信じないのでしょうけど。
多くの人は政策を真剣に比較検討なんてしません。政策を見たとしても、最初からバイアスかかった頭で考えますから、同じことです。自民党というブランドだけで、盲目的に支持しているんです。この状況は動かせません。だからあちらのブログはやめたんですよ。
じょぜ☆
「お悔やみと危惧」という記事がどうしても、開かない(唯ちゃんの画像しか見れない)でヤキモキしてましたー。

憲法改正の記事は、読めましたー
怖いとしか、言いようがありません。

統一教会は、学生の時誘われたことありますよーー
「交流会に参加しませんか?」とニコヤカにキャンパス内で声かけられました。 私は行きませんでしたが、行った人によると何やらよく分からないビデオを見せられ太そうです。

何で保守の人々が、韓国発祥のカルト宗教と繋がりを持つのでしょうか?
関連団体と言っても、ビデオメッセージ送る時点で凄く変ですよね。

政教分離。
なはずですが。

アベノミクスは、大企業やら投資家やら富裕層には良かったかもしれませんが、庶民には辛いだけだったと思ってしまいます。

どうして、困っために遭っても 自民党に投票する人達って多いのでしょうねー?
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「アルファロメオ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事