ブログをやっている人は、ほぼ全員が中高年です。30歳前後までの若い人はあまりいない。
なので、取り上げられる話題も身の回りに起きること以外は、テレビで扱っていることがほとんど。
中高年は、なんだかんだ言ってまだまだ「テレビ世代」なんですね。
だから珍しく社会のことを取り上げる人がいても、テレビにいま現在映っている話が多い。
とはいえ、それでも話題にしない、しにくい事というのがあって。
それは、宗教のことだと思います。
(オウム真理教とか、統一教会とか、具体的な事件になった場合を除く)
もちろん、何かの宗教の熱心な信者である方は別ですけれど。
ウクライナでの戦争は、ブログでもしばしば登場していたのですが…
(最近はみんな忘れかけているのか、下火ですが)
イスラエルとパレスチナ(ガザ地区)で起きている、事実上の戦争状態については…
テレビニュースで盛んに報道しているのにも関わらず、ブログの話題として登場しないのは…
宗教が絡む話題だから(少なくともそうだとテレビニュースの解説者が言うから)なのかな、と。
それとも、みんなそれほど「気になっていない」からでしょうか。遠い国の話だということで。
最悪の事態になったらガザに閉じ込められた人たち(65%が女性と子ども)のどれだけが命を失うか……
しかも、ガザ地区での戦闘状態だけでなくて、火種がレバノンやシリアにまで既に拡大しかけていて。
ガザを実効支配している「ハマス」や、レバノン、シリアの後ろには、イランという核保有国がいる。
イランがどう動くかによっては、今後「第五次中東戦争」に発展する可能性だってあります。
第四次中東戦争のときには、オイルショックがあって、私たちの暮らしにも巨大なインパクトがあった。
今現在、日本の石油の95%が中東地域からやって来ています(イスラエルは産油国じゃないですが)。
そこで戦闘が拡大したら、日本人の暮らしが受ける打撃の大きさは、ウクライナ戦争の比ではない。
せっかく今、原油価格がまた落ち着き始めていたのに…
ここでもし中東戦争なんてことになったら、日本経済だってガタガタになりますよ。
それでも、何の心配もなく、のんびりしていられるのはどうしてなのか。ちょっとわからないです。
エネルギーを中東地域の石油だけに頼り切っていることは…
本当の意味での安全保障というものを、政府が真剣には考えていないことの証拠です。
武器を買って、アメリカに褒めてもらって…
国民向けには「いざという時の防衛が大事」だと説明しておけば、みんな納得するから。
「中国が攻めて来る」ことよりも可能性の大きい危機には、何の対応もしようとしない。
本気で国を守るとか、国民を守るとかいう気持ちがあるわけではないんです。
自分と、自分に近いお仲間のことだけを考えている。みんなそうです。エライ人たちというのは。
それでおためごかしの理屈を押し付けておけば、大半の国民はおとなしく納得するから。
ほんと、いつまでもそうしていたら命まで取られますよ。自分も、自分の大切な人たちも。
でも「そうなったらそうなったときのこと」でいいんでしょうね。黙っている人たちは。
激動の時代を生き切る気概はない。
激動の時代なんて認識したくもない。
安定の時代が終わった今、何もしなかったら、簡単に激流に飲み込まれるのに。
あらゆる場所にアンテナを立て、いろんなことを注意深く見て、聞いて、考えて、決断して、動く。
ぜんぶめんどくさいし、なんとなく、自分自身の判断でそういうことをやる自信がない。
子どものころから家庭で、学校で、職場で、社会の中で、そういう力を奪われて来たから。
政治と宗教の話は口にしないのが、おとなのマナーだ、世界の常識だなんて…
どえらい嘘っぱちを吹き込まれて、信じてきた結果です。
そして、空気を読んで、周りを見て、同調して流されていれば、そんなひどい目には遭わないだろうと。
1500年以上もジェノサイド的な目にあってこなかった、恵まれた民、だからなのかも。
それ以前に今の東北地方に住んでいた先住民は「ヤマト」からどんな目にあわされたかわかりませんが。
そんなのどかな時代はもう終わったんだと、まだ気が付かないんですかね。
おうちがあって、仕事があって、貯金がそこそこあればなんとかなる?
そういうものは全部、社会に大風が吹いたら、すぐにどっかに飛んで行っちゃいますよ。
現に、戦中と戦後はそうだった。
建てたばかりの我が家が「お国の命令」で、建物疎開で壊されて、なけなしのお金で追い出されて…
住むところもなく、親戚や知り合いの家に身を寄せるしかなくなったり。
家族同様の飼い犬や飼い猫が、本当は利用価値もないのに、異常な同調圧力で取り上げられて…
兵隊さんの防寒用具の毛皮になることさえなく、焼き捨てられたり。
預金封鎖+新円切り替え+財産税課税で、持ってた現金が紙屑になり…
虎の子の銀行預金が国に取り上げられて、戦費で爆発した国の借金の肩代わりをさせられたり。
全部、私たちの親と祖父母世代が、現実にこの日本で体験したことです。
……なんてこと、物心ついていてちゃんと憶えている人も、もうほとんどいなくなりつつある。
その一方で「昔の日本はよかった」といって、1930年代~40年代に、時代を巻き戻そうという…
そんな人たちまでいるんですから。
もう死んじゃった安倍晋三氏のお仲間…日本会議や神社本庁や統一教会や「親学」信者、エトセトラ。
世界で起きることや時代の動きに無関心で、クラゲのように世の潮流に流されているとヤバいんです。
地震や台風などの天災と違って、人間界で起きることだから、避けようと思えば避けられるのに。
(地震や台風だって備えがあれば被害はずっと軽くなります)
ほんとなんでそんなに弱いんだろう。
こういうのをこそ「平和ボケ」というんじゃないですかね。
テレビは、そういう我々の心につけこんでくるんですよ。
権力に忠実なことで、自分たちの立場だけ守ろうという、マスコミが。
それで完全に洗脳されて、抵抗したい少数派の人も、どうしたらいいのかわからなくなってる。
だから「増税メガネ」と言われている岸田氏も、どんなに支持率が下がったところで…
自分の地位は安泰だと、たかをくくっているんじゃないですか?
なんなら支持率なんてひとケタ台になったって、アメリカ様の後ろ盾さえあれば…
政権を維持できる、ぐらいに思っているかもしれません。
また、読んだ人がイヤな気持ちになることばっかり書いちゃいました。
本当にすみません。
そんなもの読みたくないかもしれませんが、私のささやかな、一時的現実逃避のお話をします。
昨日は、小倉唯さんの新譜の、リリースイベントに行って来ました。
池袋のアニメイト本店。
かつて、アイドルの「握手会」というものがありました。
いわゆる「接近イベント」というやつ。
声優アーティストで、ファンサービスがいい人の場合、レコード会社はそこまでしませんが…
新譜のポスターをファンに手渡しするという、非接触型の接近イベントをします。
昨日あったのは、それ。
ポスターはこちら。
唯さんの衣装は、ゴスロリ+地雷系+病み系+パンクロック…を合わせたような感じ。
異様な装いといえばそうなのですが、曲の内容が、かなり攻めたものみたいなので。
イベントにも「プライベートでは絶対しない」という、攻めた衣装とメイクで登場。
それでも超絶お美しい「社長」でした。
新譜には3曲入っているとのことですが、すべて小倉唯さんの作詞だそうで…やっぱり。
作詞だけではなく、3曲のコンセプト決めやビジュアルイメージ作りなど、全てにわたって…
これまた小倉唯さん総合監修、だと。
徹底したセルフプロデュース。
前作が予想以上に売れたので、このタイミングで挑戦的な試みをしてみる…のでしょうかね。
ただ3曲ともコンセプト、曲調は全然違うものだそうなので、楽しみ。
ダンスもまた、自分で作っているようで、MVが公開されるのが待ち遠しいです。
下は、当日の唯さんの「X」の記事です(Xはサムネイル表示ができないんですね)。
この秋は、シングルの発売の翌日が単独ライブと、大変なスケジューリングになっています。
シングルのプロモーションで全国を飛び回る一方で、ライブのリハやその他の準備を進めている。
しかもアニメに加えて、ゲームのキャラボイスをおびただしい数こなしていて。
それに加えてのプロデュースやクリエイトの仕事、その他もろもろ、仕事仕事。
多忙な仕事とされる声優業界の中でも、彼女は間違いなく、一番忙しくしている人だと思います。
健康を損なわないようにだけ、気を付けてもらいたいです。本当に。