あれから55年・・アンヌのひとりごと

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遊星より愛をこめて・・

2006年02月28日 15時07分06秒 | アンヌのひとりごと
今朝、数々の名作を執筆された脚本家佐々木守さんの訃報を知った。
ホントに偶然であるが、昨日居間の片づけをしていて見つけた雑誌、
写真週刊誌('05年11月号)「ウルトラセブン12話」の記事を
再度読んだばかりだった。まだ3ヶ月前の記事である。
お元気そうなお写真も掲載されていたのに「え~何で?」
まだ69才とお若いのに・・誠に残念だ。。

12話とは「遊星より愛をこめて」脚本佐々木守・監督実相寺昭雄の
作品でフジアキコ隊員の桜井浩子さんがゲスト出演なさっている。
紆余曲折あって封印されてからもう長いこと欠番になっている。

『35年の時を経て・・”抗議側”と”制作者側”の2人が初めて
 ”封印”の是非を語り合った!』
・・といった小見出しで、佐々木守氏と抗議の口火を切った方
(当時「原爆文献を読む会」に参加していたジャーナリスト)
との対談記事を改めて読むと、抗議した側も番組を見ていないので
番組自体の内容を抗議をした訳ではなく、ある出版者がニ時使用
したカードに抗議した・・とある。

出版者側のカードにつけた怪獣のネーミングが悪かった様だ。
本編にはその様なネーミングが一切出てきていない。
抗議側もこの対談の為に12話本編を見ての感想は・・
『番組を見ずに抗議したのは大きな問題だった』
・・とある様に本編自体は逆に原水爆は良くないと風刺した作品、
誰もが本編を見れば封印する必要は無い・・と思うに違いない。

私も『是非・解禁を!』と願っているひとりだ。
封印をしている円谷プロも一筋縄ではいかない難しい問題とは
重々解るが、何とか解禁を方向付ける決断だけでもして貰いたい。
座談会での佐々木氏の言葉・・
『円谷プロに頑張ってもらいたい。しんどくても少し修正する
 ことで再公開できるならば、この座談会をやった価値も出る』
・・と結んでいます。

佐々木守さんのご冥福を心よりお祈り致します。”合掌 ”