エクレアのあのねのね

大と為せば、以って大と為すに足らず

















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さようなら”くたたん”

2007年04月28日 11時14分23秒 | ゲーム関係の5
トランプや花札をコツコツと作り続け約21億円を売り上げた某花札メーカーの社長は片手間に家庭用ゲーム機を作ったら、これが大ヒットになり、とうとう売り上げ1兆円を達成してしまう快挙を成し遂げ、花札屋の社長は我が家の春を謳歌しています。社員がTIME誌の「最も影響力のあった100人」にノミネートされるなど元気一杯です。

方や、2兆円以上の売り上げをはるか昔に達成している家電メーカーの道楽で作ったゲーム機が年間2000億円もの赤字を生み出すことで話題を一心に集めた我らが“くたたん”こと久夛良木会長はとうとう名誉の名の下に退任させられてしまいました。
ハワードCEOいわく
「数千億円規模のビジネスを創出してくれただけでなく業界全体を新しい次元に導くことに成功しました。彼の類まれなビジョンと創造力、そして彼が育て上げたSCEという強力なチームからソニーが受けた恩恵は計り知れません。」
と語っていますが、心の中では
数千億円のビジネスを創出して、年間2000億の赤字なら意味ねえじゃん・・・
って思ったのかどうかは知りませんがとにかくSECのCEOから会長に勇退させた後、熱が冷めたところで自蔡を進めたってわけですね。これでソニー祭りは一連の不祥事?ケリを付けたわけでしょう。

くたたん”の恨みか?首切りの翌日のソニーの株価は40円下がりました。赤字を残しただけでなく株価まで下げて旅立った“くたたん”は発つ鳥後を濁さずの鉄則を踏み破り思いっきり損害を広げ、傷口に塩を塗りたくって出て行きました。(ただのGW前の週末で手仕舞いだっただけなんだけどね)
転んでもタダでは起きない凄いやつだと改めて思います。”くたたん”また一つ好きになりました。

世間ではダメ出しされてるソニーなんですが、それとは裏腹に企業としての価値はうなぎのぼりで株価は右肩上がりです。
確かに片手間で作ったゲーム機が足を引っ張ってはいるのですが、テレビなどの家電が好調だし、次世代テレビの有機ELテレビのなんない発売など新しいものの発表などで将来が明るいことで株は上がっています。
これで道楽で作ったゲーム機が軌道に載れば、花札屋の片手間で作ったゲーム機なんか目じゃなくなります。
また松下やシャープのようにほぼ企業内の毒を出し切って安定期に入った企業より、ずっと改善余地の高いソニーはもっと良くなる可能性があるとの見方で株がまた買われる要因になっています。

確かに庶民にこれほどツッコミを入れさせる大企業はそんなにありません。やはり愛されてるんですねソニーは。

しかし584万台を販売した花札屋のゲーム機と600万台を生産した家電屋。大体同じ数字なのにとっても紛らわしいですね。

さて、そのゲーム機なんですが私のようにいまだにPS用のパロディウスやXI:(サイ)でで遊んでいる人間にはPS2のソフトでさえ近未来的であり、PS3のソフトがどれほど凄いのかは知られざる美人のお姉さんの知られざる顔ぐらいの神秘であり、創造すらできないわけです。
2011年のアナログ放送終了後、新しい受信機を買えない人のために総務省がタダで配る予定のアナログテレビに付けて見られるデジタルチューナーをもらう予定の私にとってHDMI端子つきの機械なんて夢の夢であり、どっちにしてもPS3のパフォーマンスを最大限に引き出して使うことは当面ありえません。

確かゲームソフトの保有台数の平均はPSでは6本とか8本、でPS2では4本とか6本とか言ってました。
私もPS2のソフトの数を数えてみると4本しか持ってませんでした。
すると39800円のマシンで4本のソフトなので1本当たり1万円も出して遊んでいるわけです。

PS3の場合同等の数のソフトで遊ぶのであれば1本あたり1万2千円から1万5千円もかかることになり、マクドナルドのチーズバーガーなら120個、ケンタッキーならオリジナルチキン61個も食べられるわけであり、どっちが幸せかは分からないにしてもやはり思案してしまいます。

いくら素晴らしいゲーム機を作ってもゲーム離れを起こしているのは事実でありPS3がどんなに素晴らしくてもソフトを購入するきっかけにはならないのかもしれません。
気軽にオンラインに走りがちですがやはり楽しいソフトを沢山出すのが一番ですね。
PSのころのCMは本当に面白いものが多かった。でも今はダメ。花札屋のほうがずっと面白いCM出してる。
このままだと“PS3なんて知らねーぜ“って言われるかもしれません。

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