家庭用ヒートポンプ給湯機から生じる運転音・振動により不眠等の健康症状が発生した
消費者安全調査委員会の平成26年12月19日「消費者安全法第23条第1項に基づく事故等原因調査報告書 家庭用ヒートポンプ給湯機から生じる運転音・振動により不眠等の健康症状が発生したとの申出事案」に対する報告書が各省庁への勧告・意見として示されたのだが、無視かと思ったが、流石にそうしたことはなく、関係機関、業界、末端組織へ、(何かやっていますorやりなさい言うような)「フォローアップ」をし、それに対する(フィードバック的な)「フォローアップ」=どうしたかorどうしているか)がやっと1年経ってなされたようです。
因に、報告書のポイントを見ると、「S2.8 聴感調査結果のまとめ」において、
(1)血圧の変化について
・聴感調査において、発症者群は対象者群に比べて、調査実施後の血圧の上昇が顕著である者が多かった
(2)聴覚閾(いき)値について
・低周波音領域において、発症者群が対照者群と異なる聴覚閾(いき)値を有することを示唆するような結果は認められなかった。
・発症者群と対照者群の双方において聴覚閾(いき)値の個人間のばらつきが大きかった。
(3)寝室許容値について
・発症者群においては、対象者群と比較して、寝室許容値と聴覚閾(いき)値との差が小さい傾向がうかがわれた。すなわち、発症者群は、知覚すると直ちに不快を感じることが示唆される。
以上などから、
「消費者 安全法第 33 条の 規定に基づく意見」として、以下の様に勧告・意見した。