先月(6月)環境省のHPに「低周波音問題に関するQ&A」なるものが載った事に気付いた。内容的には以下のようでこれまでの被害者を含む関係者にとっては格別の目新しさはなく、何を今更の感ではあるが、当サイトとしてはしばしばああだこうだとあちこちに飛んで述べていることをまとめていただいているようで中々に結構なサイトだと思っている。低周波音被害や自治体の低周波音”苦情者”対応の担当者はまずは目を通すべきでしょう。
しかし、わざわざこうしたサイトが作られることを考えると、現実として、低周波音被害について何も知らない新しい被害者は日々生まれるであろうし、そうした被害者がやっと、(と言うのはこれまでの例から見ると、被害者は、なかなか
①その異様な気分が低周波音が原因であると言うことが解らなかったり、
②騒音源が特定できなかったり
③それができても一体全体どうしたら良いのか解らなかったりで
④どうしても耐えられなくなるまで我慢してしまったりして)、
やっとの思いで自治体へ被害を訴えるのだが、自治体の窓口担当者も頻繁にある苦情ではない様で、挙げ句に自治体職員も基本的には数年を経ずして持ち場を替わってしまう場合も少なくなく、なかなかベテラン職員は育たず、「はい、待ってました」なんて訳には行くはずもなく、窓口では担当者も被害者も“新人“と言う場合も、特に小さな自治体では少なくないと思われ、処理が難しいため、詰まるところは、自治体窓口も門前払いを喰わせてしまう場合が少なくないと言うのが未だに現実であろう。(続く)