風車騒音の受忍限度に初の司法判断求める
拙サイトでも既に何度も採り上げている田原市の大河さんが8月26日、自宅から約350mの風車の騒音による被害に対して、風車の稼働停止を求める仮処分の申立をした。
6.申立の概要:(詳細は別添資料を参照)
対象施設設置者のミツウロコグリーンエネルギー株式会社は、地元住民(自治会)に対する事前の説明会において、対象施設から騒音の問題は生じない旨説明し、申立人を含む地元住民は建設に同意した。
しかし、対象施設が建設・稼働した平成19年1月以降、それまで自然豊かで静かだった施設周辺では、風切音のほか、まるでセスナ機のプロペラ音のような低音が鳴り続け、申立人の自宅及び付近の畑等では、昼夜を問わず騒音に苦しむこととなった。このため、申立人は、現在、夜間は家族と別の場所に避難する生活を送っている。
申立人は稼働当初から、施設設置者や行政等に被害を訴えたが、これらの対応は鈍く、騒音は現在に至ってもいっこうに改善しない。したがって、申立人は施設稼働の仮の停止(差止め)を求め、裁判所に仮処分の申立を行うこととした。続く