高崎市議会質問
高崎市議会で実にタイミング良く丸山覚議員が「エコキュート低周波音被害」について質問しています。議員の質問は中々に要領を得て為されており、回答者の回答も行政の現状を非常に良く反映しており低周波音問題の初心者には非常に参考になります。もちろん、平成21年7月「助けて下さい、エコキュート低周波被害」としてお願いされた頃とは質問は大きく進展していますが、環境部長の回答と言うより、行政の基本的態度は格別変わってはいないようですが。
12/12/11
エコキュート、消費者事故調の対象に
12/11/6の各紙に「身の回りで起きる製品事故や食品被害などの原因を究明する消費者安全調査委員会(消費者事故調)の第2回委員会が6日、消費者庁内で開かれ、2006年に東京都港区のマンションで起きたシンドラーエレベータ製のエレベーターによる死亡事故など5件を、発足後初の調査対象に選定した。」と言う記事が載ったのだが、記事で、その他2件のうちの1件がエコキュートであると言うことをエコキュート裁判関係者の方からの連絡で知った。
成果の程は?であるが、とにもかくにもこうした係争中の問題でも取り上げると言う消費者事故調の姿勢は大いに評価できる。詳しくはシンドラー事故など調査対象 未発表2件の一つはエコキュート? 消費者事故調へ。
日付を見てみれば何と訴訟からもう1年以上が経ったのですね。継続は力というより、継続がないと力にならないし、力がないと継続は出来ません。頑張ってください。
12/11/10
既載のように、消費者事故調は06年度のシンドラーエレベータ製のエレベーターによる死亡事故、05年のパロマ工業(現パロマ)製のガス湯沸かし器による一酸化炭素中毒死事故、09年に東京都の商業施設で起きたエスカレーターの手すりからの転落事故、他の2件を取り上げたと言う。
これらの事案は将に申出制度の本来の目的である「消費者安全調査委員会の事故等原因調査等のきっかけの一つとして、消費者庁から報告される事故等情報だけでは抽出できない事故等について、必要な事故等原因調査等につなげるためのしくみを構築することにより、調査等の必要な事故の漏れや事故等原因調査等の盲点の発生を防ぎ、必要な事故の再発・拡大防止対策につなげていくことを目的としています。」の前半のくだりの部分を具現化したことになるのだろうが、しかし、これらの事件は既に有名で今更何をするの、と言うような事例に思うのだが、他の2件の内の1件が有るから採り上げただけである。
被害関係者としては、重要なのはもちろん後半の「発生の防止、再発、拡大防止」と言う公式的な見解ではなく、やはり、「そうなってしまった現実、さらにはその原状回復」にこそ有り、その救済を求めたい所であるが、今回の目的にはそうした意図は全く無さそうだ。
しかし、仮にその機器に問題が有るとなれば、「消費者」としては少なくともそのガス湯沸かし器は使わないであろうが、エレベーターやエスカレーターでは一々その製品製造会社を確かめるわけにはいかないであろうが、会社名が判明すれば何となく乗りたくない。それを実際に設置している企業や個人は万が一に備え製造企業は少なくとも「お前の所の製品大丈夫だろうな」の一言くらい言いたくなるであろう。
死者が出てしまったという事実は変えられないのであるから、もし逆に消費者庁の調査で関係機器の稼働に「問題が無い」とすれば、では一体全体原因は何であったのかor問題は何だったのかと言うことになる。調査委員会はそれらを明らかにしなくては存在の意味がない。もしそうでなければ問題を混乱させるだけで、当該機器に意味のない安全の”お墨付き”を与えることになる。謂わば、”被告”の無実を証明もせず、安全だけを宣言することになる。何とも不思議な話になるはずなのだが、9.11以降の話としては格別不思議ではない事になろう。
エコキュート、エネファーム被害の具体的詳細は
被害者サイト
エコキュート低周波音による健康被害との戦いの記録
我が家のエネファーム被害 隣家のエネファームが稼働を始めた日から私は低周波音被害者になりました