”黙殺の音”低周波音 silent killer

サイト「黙殺の音 低周波音」http://yatanokarasude.gozaru.jp/tei/tei.htm

鹿島建設の見識

2005-03-29 08:20:36 | 低周波被害
 鹿島建設が
「大型振動ふるいなどから発生する超低周波音の新対策法を開発」
「組立式吸音レゾネータで低周波音を大幅に低減」
と言っているので一般家庭での近隣低周波騒音の防音もできるかなと思って見てみた。
http://www.kajima.co.jp/news/press/200411/26c1fo-j.htm

どうもトンネル工事に使うモノらしい。

それにしても、

”模型実験の結果、レゾネータの吸音効果により、
模型室内全体の音のレベルがほぼ均一になるまで大幅(最大約30dB)低減され、
実証実験の結果では、吸音・遮音効果により、
室内外の音のレベル差が平均32dBになるまで低減され、
超低周波音の影響が出ないレベルとなりました。”

と言っている。

この「室内外の音のレベル差が平均32dBになるまで低減され」という表現は
単純に、室外の差が32dB低減されると解釈して良いのかどうか。

また、今般の環境省による低周波音問題対応の手引
(平成16年6月環境管理局大気生活環境室)
http://www.env.go.jp/air/teishuha/tebiki/index.html
における「低周波音による心身に係る苦情に関する参照値」においては
例えば、20Hz-76dB、10Hz-92dBとされている。
それが、各々、44dB、60dBに低減すると解釈するのか、
あるいは、いずれに於いても40dB以下程度になると解釈して良いのか解らない。
環境省の言うdBはG特性であるが、
鹿島の場合もG特性なのか。

環境省は超低周波音については
「参照値」以下に於いては影響は無いとしているが、
「超低周波音の影響が出ないレベル」となりましたと言う表現は
如何なるレベルを基準として考えているのか。

鹿島独自の判断でも有るのかと思って「お問い合わせ」先に聞いて
www-press@ml.kajima.com
既に2週間経つが一向に返事がない。

こういったモノは個人には関係ないとして返事がないのか
あるいはまさか、低周波音や超低周波音の「知見」がないのか。

一言くらいどうして「ない」のかくらい返事をくれても良いのに…。

自分が何を言っているのかよく解らないような会社が
「低周波騒音は出ない」「健康に影響はない」と言っても
努々納得してはなりませんぞ。
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