見出し画像

青い森の贈り物

大島探検

去る920日(敬老の日)、夏泊(なつどまり)半島の先端にある大島に行ってきました。

 

漂着したゴミを回収そして運搬するにはどのような方法があるか、BluePeace_aomoriのメンバーとともに、現状をみながらの探検です。

石がゴロゴロする浅瀬、そこに架かる橋を渡って島に上陸します。

初老の私たち、久しぶりにワクワクする冒険です。

周囲5キロ、岩場あり急斜面ありと聞いていたからです。

昨年、ここ大島で漂着ごみの回収そして運搬に参加しました。

当時、橋を渡って東西の海岸ゴミを回収したのですが、その先は未知の世界、手つかずのゴミが想像されます。

海と島の間には大きな石がゴロゴロと敷き詰められています。自然の力を感じます。

その隙間には溢れんばかりのプラスチックゴミ、魚網、ありとあらゆる生活ゴミ。

その光景は、私たち夫婦がいつも目にしている光景となんら変わりません。

 

メンバーは、スマホに撮ったり、船に載せるにはどうしたらいいか、まとめたゴミを曳航したらいいのではないか等、意見を出し合いながら前に進んでいきます。

最初の難関、大きな岩肌をゆっくりと登っていきます。

夏の名残か、爽やかな西風が汗ばんだ頬に心地よく吹いてきます。

 

「自然はいいな、海はいいな」

 

波はすでに秋の様相です。ふと厳しい冬の荒波を思い浮かべながら、海洋ゴミの回収の難しさも同時に浮かんできました。

途中、大きなロープの塊を発見。

持参したパン切り包丁を出して、キレ具合を披露しました。

他のメンバーもあれこれと実践し、どうやらこの包丁でいいようです。

 

島の先端に白い灯台が見えます。

かなり歩いたと思っていたのですが、まだ半分も歩いていないようです。

 

ここから斜面を登って島の裏側に出るようです。

膨大な漂着ゴミ、まるで誰かが集めたように幾重にも。

よほど強く西風が吹くのでしょう。斜面の上まで粉々になったプラごみが草むらに絡まって埋もれています。

登り切ると、東側に遠くに下北半島が見えます。

半島を挟んで東海域は穏やかな海域となります。

西風が吹くときは、陸奥湾の西側の海は荒れるのですが、東風が吹くと湾の東側が荒れます。

当然のことですが、漁師は風を見ながら出漁します。

 

さて、相変わらず眼下には漂着ごみが溢れています。

ここは東風が吹いた時に打ち寄せられたのでしょう。

 

ただ、潮の流れが早い岩場付近にはゴミはほとんど見られません。

プラゴミは軽いので、流されたり、飛ばされたりするのでしょう。

 

岩場でお昼タイムです。

 

休憩し、先ほど降りてきた島の稜線まで登り、そこから尾根に沿って帰り道となります。

途中、神社への歩道とぶつかります、淡々と降りながら橋の袂まで戻ってきました。

想像していた通りでした。

BluePeace_aomoriのみなさん、お疲れ様でした。

大島の漂着ゴミ回収という大プロジェクト、ぜひ成功させたいですね!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「アフロでゴミ拾い隊」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事