なぜ
水素の速度>ヘリウムの速度
になるのでしょう。
理由は、運動量保存の法則に従っているからです。
運動量=(1/2)×(質量)×(速度)×(速度)
太陽では、この値はどの原子でも同じです。
だから質量が小さい原子は速度が速いんだよ。
逆に質量が大きい原子は速度が遅い。
ここで風呂の湯現象が起きるんだ。
速度が速い原子は太陽の表層に溜まる。
そしてこの下層には元素表の順に、次第に重くなる順に原子が層状に溜まってる。
だから太陽の表層に水素が、そしてほんの少しヘリウムが、分光で観測できます。
そう、太陽には地球にある元素は全て存在します。
ただ、太陽の高温と強い引力のため、今の技術では、太陽の内部が観測できないので確認できないだけです。
地球を含む全ての惑星は、太陽の子供なので、惑星が太陽内部の元素の存在を証明しています。