『史上最強の内閣』 -室積 光(小学館)
室積光さんの新作です
たまたま眼にとまったのでスバヤク読みました
「北朝鮮が日本に向けて、核弾頭付ミサイルの発射準備を始めたことに際し
時の政府に対し『緊急特別内閣』が設置されて・・・・・」
とこれ以上書くとネタバレしそうなので
あとは読んで頂きたいのですが
今現在の政権をパロディしているはずなのに
ゼッタイありえそう(内閣のオロオロした対処についてですが)と思えるほどの
ヘンなリアリティさも持ち合わせています
最初の『都立水商』のころから読んでいますが
どの作品も気になっているのですが
中盤のダレ場面が長く感じてしまうこと
そのせいか終盤が「アップテンポ」というより
「あせった駆け足」のように急ぎすぎていることです
なんだか最後の方は唐突に終らせている気がしないわけではないのですが
中盤をもう少しシンプルにしてくれたら
後半⇒終盤がもっと盛り上がるような気がします
それでも最後には涙ぐみました