『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「SPIRIT スピリット」 猪木は「サウンド・オブ・サンダー」のCMをやってる場合ではない!

2006年04月24日 | 映画
世界で一番の異種格闘技好きの国、ニッポン。

史上初の異種格闘技戦を戦ったという霍元甲(フォ・ユエンジア)。
マンガ知識ですみませんが、史上初の異種格闘技戦をしたのは、コンデ・コマ(前田光世)だと思っていました。
日本で異種格闘技戦を有名にしたのはアントニオ猪木ですが、この映画で見せた試合形式のいろいろが、すでに猪木がやってきてたことに驚きました。
異種格闘技戦(さすがに、フェンシングとは戦いませんでしたが)。
4対1のハンディキャップマッチ(アニマル浜口、ラッシャー木村、寺西勇VS猪木)。
面倒だから、誓約書書いたもんはみんな戦ってやる~(バトルロイヤル?)。
高所に設けたリングでの戦いまでも、WWFかWCWの試合でやってた気がする。
猪木よ、「サウンド・オブ・サンダー」のダジャレCMなんか出てんと、こっち宣伝せんかい!
あっ、あの人は小猪木でしたか。
春一番じゃなかったんですね。


ラスボス扱いの中村獅童のキャラが、日本人好みの浪花節ファイターだったことは、大正解。
あんなお方、ロサンゼルスオリンピックの柔道山下金メダルの時の、モハメド・ラシュワン以来お目にかかったことがない!
冒頭の流れと人相から、こいつ、とんでもない悪いヤツやろ、と思ってたのに、試合前に、お茶をお誘いした時の、おちょぼ口から発せられる、あのかわいらしい中国語の声!
中村獅童の二面性に、「隣人13号」、ひとりでも、できたんと違う?と思いました。

「チャッキー」に嫁はんを見つけ、「フレディ」と「ジェイソン」を戦わせ、思いもつかんことを映画で実現してきたロニー・ユー監督。
なんとか、時代がぎりぎりリンクしてるリー・リンチェイの当たり役黄飛鴻(ウォン・フェイフォン)と、この霍元甲、戦わしたりできないかな~?



★★1/2