前作から6年も経ってしもたら、あのテーマ曲聞いても、「あ~、みのもんたの『愛の貧乏大作戦』またやるんか~」と思ってしまうほど、久しぶり。
このミッション・インポッシブルじゃなかった「M:i:」シリーズは、国際通貨基金じゃなかったIMFで働く、プライベートもスパイ活動中もイーサン・ハントと呼ばれてる人が、ヒモからぶら~んと吊るされるアクションシーンと上映時間の3/4トム・クルーズが映っていれば、どんな内容でも好き勝手に撮っていいアクション映画のシリーズである。
でも1作目、2作目ともにトムのというより、デ・パルマのとかジョン・ウーのアクション臭がキツかったので、今回、監督に選んだのはJ.J.エイブラムスというTV畑では有名なお人。
彼の作品って見たことがないから、どの辺が彼の真骨頂なんかわからんが、とりあえず、いろんな映画の面白いところどりをしてて、ロジャー・ムーアのアクションシーンや仕掛けがエスカレートしていた頃の007映画っぽく娯楽重視になってるのが好感が持てる。
特にバチカン潜入のチームアクションのとこは、「ルパン三世 カリオストロの城」のカリオストロ公国潜入シーンを実写化した感があって面白かったです。
それぞれが特性をいかして侵入&ミッション。
もちろん不二子担当のマギーQ(「トウルー・ライズ」のティア・カレルに対するオマージュ)はお色気で。
ルパンお得意の変装も、実写ではこうするんか~と納得のデキです。
車に開けた穴からマンホールっていうのも、実に「ルパン」っぽい。
バチカン市国がハイテクで警備されているところも、カリオストロ公国っぽい。
あと「ダヴィンチ・コード」で物足りなかった美術品もこっちの方が、よ~け映ってるんとちゃう?
また全編、ジャッキー・チェン映画じゃないのと思うほどジャッキー印のアクションが取り入れられてる。
でもいくらノンスタントでがんばったらしいと聞いても、トムだからCGで顔だけ変えてるんでしょとか、爆風で横に吹っ飛ばされて車にドンっていう所も、素晴らしい裏方たちの仕事だと思ってしまうから、スターって損だね~。
次から、ジャッキー同様、こんだけ頑張ったシーンだから角度を変えて2度3度どうぞとか、ラスト・クレジットでケガしたとことか見せると、トムだから嫌味に見えるか。
1作目、2作目では敵役が誰だかはっきりしないほどの印象だったが、今回は「ゲイ映画」ばっかりでてる気がする「紅の豚」によく似たフィリップ・シーモア・ホフマン。
彼でいいのか?という気がしないでもなかったが、「マグノリア」でアカデミー賞有力候補になったのに受賞できなかったトムが、その時共演者でしかなかったシーモア・ホフマンが今年あっさり受賞したことで、ヒステリックなまでに苛めるシーンがあったり、
変装マスクでアカデミー賞ウィナーにトムでもなれる!でもあそこのシーンを演じていたのはシーモア・ホフマンっていうのは自虐ネタ?
その後苛められ返すものの、こんな死に方でいいの?というほど敵役の大見せ場であるはずのとこを、あっさりと愛情のない殺し方をするのは、トムより目立つこと許すまじなんか。
と、ここまで書いといてなんですが、アカデミー受賞後に撮ったとは思えないので、こういうところのトムの運のツキ方は、さすがなにをやっても上手いこといく人は、違うな~。
そういえば、ワールドカップ決勝戦で、よもや読唇術のすごさを目の当りにした直後に、また読唇術を駆使するとこがあるなんて、やっぱりこの人ツキまくってる!
でもね~、ラスト、いかんわ~。納得いかんわ~。
死んでから、甦る?
あんなんえ~の?
映画は何をやってもえ~の?
猪木だったらなにをしてもいいのか!
トムはなにをしてもいいの!!
と、思ってよくよく調べると、J.J.さんって、冷凍保存していたメル・ギブソンが甦る「フォーエヴァー・ヤング」とか、全てにおいてトンデモない「アルマゲドン」の脚本家さんだったのね。
納得!
★★★
このミッション・インポッシブルじゃなかった「M:i:」シリーズは、国際通貨基金じゃなかったIMFで働く、プライベートもスパイ活動中もイーサン・ハントと呼ばれてる人が、ヒモからぶら~んと吊るされるアクションシーンと上映時間の3/4トム・クルーズが映っていれば、どんな内容でも好き勝手に撮っていいアクション映画のシリーズである。
でも1作目、2作目ともにトムのというより、デ・パルマのとかジョン・ウーのアクション臭がキツかったので、今回、監督に選んだのはJ.J.エイブラムスというTV畑では有名なお人。
彼の作品って見たことがないから、どの辺が彼の真骨頂なんかわからんが、とりあえず、いろんな映画の面白いところどりをしてて、ロジャー・ムーアのアクションシーンや仕掛けがエスカレートしていた頃の007映画っぽく娯楽重視になってるのが好感が持てる。
特にバチカン潜入のチームアクションのとこは、「ルパン三世 カリオストロの城」のカリオストロ公国潜入シーンを実写化した感があって面白かったです。
それぞれが特性をいかして侵入&ミッション。
もちろん不二子担当のマギーQ(「トウルー・ライズ」のティア・カレルに対するオマージュ)はお色気で。
ルパンお得意の変装も、実写ではこうするんか~と納得のデキです。
車に開けた穴からマンホールっていうのも、実に「ルパン」っぽい。
バチカン市国がハイテクで警備されているところも、カリオストロ公国っぽい。
あと「ダヴィンチ・コード」で物足りなかった美術品もこっちの方が、よ~け映ってるんとちゃう?
また全編、ジャッキー・チェン映画じゃないのと思うほどジャッキー印のアクションが取り入れられてる。
でもいくらノンスタントでがんばったらしいと聞いても、トムだからCGで顔だけ変えてるんでしょとか、爆風で横に吹っ飛ばされて車にドンっていう所も、素晴らしい裏方たちの仕事だと思ってしまうから、スターって損だね~。
次から、ジャッキー同様、こんだけ頑張ったシーンだから角度を変えて2度3度どうぞとか、ラスト・クレジットでケガしたとことか見せると、トムだから嫌味に見えるか。
1作目、2作目では敵役が誰だかはっきりしないほどの印象だったが、今回は「ゲイ映画」ばっかりでてる気がする「紅の豚」によく似たフィリップ・シーモア・ホフマン。
彼でいいのか?という気がしないでもなかったが、「マグノリア」でアカデミー賞有力候補になったのに受賞できなかったトムが、その時共演者でしかなかったシーモア・ホフマンが今年あっさり受賞したことで、ヒステリックなまでに苛めるシーンがあったり、
変装マスクでアカデミー賞ウィナーにトムでもなれる!でもあそこのシーンを演じていたのはシーモア・ホフマンっていうのは自虐ネタ?
その後苛められ返すものの、こんな死に方でいいの?というほど敵役の大見せ場であるはずのとこを、あっさりと愛情のない殺し方をするのは、トムより目立つこと許すまじなんか。
と、ここまで書いといてなんですが、アカデミー受賞後に撮ったとは思えないので、こういうところのトムの運のツキ方は、さすがなにをやっても上手いこといく人は、違うな~。
そういえば、ワールドカップ決勝戦で、よもや読唇術のすごさを目の当りにした直後に、また読唇術を駆使するとこがあるなんて、やっぱりこの人ツキまくってる!
でもね~、ラスト、いかんわ~。納得いかんわ~。
死んでから、甦る?
あんなんえ~の?
映画は何をやってもえ~の?
猪木だったらなにをしてもいいのか!
トムはなにをしてもいいの!!
と、思ってよくよく調べると、J.J.さんって、冷凍保存していたメル・ギブソンが甦る「フォーエヴァー・ヤング」とか、全てにおいてトンデモない「アルマゲドン」の脚本家さんだったのね。
納得!
★★★