『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「リトル・ミス・サンシャイン」 色々参考になるわ~

2007年01月15日 | 映画
引き篭り&会話をしない息子。
うわ~、ウチのボクちゃん、あんなんになったらどうしょ~~。
パパがこんなだから、そういう素質は十二分にあるだけに、笑い事っちやない。

眼鏡っ娘。
うわ~、ウチの遠視で眼鏡かけてる幼稚園娘、美少女コンテストに出たいって言ったらどうしょ~。
東京まで行くお金ないから、行くとしたらマジオンボロ車の旅だよ~。
誰かの屁の音みたいな壊れたクラクションの音が延々続いたり、助走をつけないと動かない便秘みたいな車なんて、悪夢や~。

おじいちゃん。
小さい子供の前で、SEXの話をすることはないけど、聞かれて困る会話をしてて「なに?なに?何の話してるの~?」と聞かれたら、「政治の話!」ってコレ使える!!

お父さんは、勝ち組み志向があまりないので(だから仕事より育児に気持ちが向いてるのですが)、むしろプルースト研究者のおじさん的な面の方を持ち合わせてるかも。
いつか、道に行き詰まった我が子に、「人生に無駄な時間なんてない。ダラダラしてるこの時間も、後に貴重な時間になるんやで~」
な~んてこと言ってやろっと!

爺さんが死んじゃっても、やめなかった娘の美少女コンテストに行くための旅行は、お兄ちゃんの色盲発覚夢破れたことで、家族会議でやめにしようとなったとこ、そしてそれを娘自ら説得させに行かせて、それを受け入れる兄、ここの家族っぷりは、最高でした。
お兄ちゃんに何も言わず肩寄せ合うだけ。
それだけで分かり合える兄妹、そんでそれを見てる夫婦。
こういう、「子供を育ててきてよかったね~」と思えるシチュエーションには何度も出くわしたいです。

疑似家族映画が流行してて確かにいい映画もいっぱいあるけど、なんやかんや言っても家族はひとつ屋根の下に住んでるんだから、衝突を経ながらも、揺るぎない家族になっていくんやで~ということを見せつけてくれたこの映画は、いいケースモデルになりました。
特に、トニ・コレット演じるあのお母さんは、「私の家族は大丈夫。私の血が繋がってるんだもん。」と、子供に対しての不動な態度は、とても頼もしかったです。
けど、旦那のことになると「今まで好きなようにさせてきたったのに、なんやあんたは!」と、取り乱してしまう。
あの旦那が、この旅行で本当に変わったのか、いらん心配をやいてます。

車のトランクには2種類のエロ本を積んでおくといいということは、たいへん勉強になりました~。


★★★