ジョージ・ルーカスとか、テレンス・マリックとか、ブランクのあいた監督の作品を見るにつけ、期待してもあかんやろな~と思う間もなく、すぐに2件の痴漢が始まり、間違われて、取調べされて、勢い流されるままに留置場泊まりになり、自分は悪いことしてないからすぐに出られれるやろと思ったらずるずる留置場生活を送るはめになり~って、ま~素晴らしいテンポで、この映画の面白さにのめりこみました。
構想何年とか大げさに言うて、その間なにしてんのって映画がようありますが、周防正行監督に限っては、本当に丹念に調べ上げてるんだな~と思いますわ。
留置場生活が『刑務所の中』で描かれた刑務所生活とは、また違ってて、
腰紐でヤケドとか、あかんもんだらけの差し入れとか、勉強になるな~。
世話になりたくないけど。
歯磨き中に我に帰って涙が込み上げてくところは、いいシーンでした。
それに、俳優がみんなよかったですわ~!
通行人や、満員電車の中の人、傍聴人といったエキストラ扱いの役者達にもちゃんと監督の目が行き届いてる感じがしたわ。
主演の加瀬亮はもちろん、
ひたすら信じてくれるお母んのもたいまさことか、
ヅラっぽいヘアースタイルの大森南朋の刑事とか、
竹中直人の日和見主義な管理人とか、
出た瞬間、安心感のある周防映画の役所広司とか、
顔つきがエロい上、胸元を開けたりするもんだから、いくら“女”を出さないようにしようとしても逆にそれがエロイねん!と、女性と男性はそもそも違う、女性にエロDVDとかエロ本の存在意義なんて到底わかりっこないということを認識させてくれる瀬戸朝香とか、
不思議ちゃんだったのが、いつの間にかエ~女と化してた鈴木蘭々とか、
ニート仲間の山本耕史が、法律に明るくなっていくとことか、
正名僕蔵と小日向文世の好対照な裁判官とか、
辻本清美に似てるから、最後までワイルドカードたりえた同乗者の唯野未歩子とか、
ま~、みんなよかったですけど、特によかったんは、赤トレーナーの本田博太郎!!
「いつの時代の着とんねん!」というダサ加減が、留置場常連者を醸し出してると思ったら、背中に留マークがついてて留置場の備品なんかって!ウマすぎます!
ウマイといえば、ラストのセリフ「控訴します!」という声も、ものすご~く後味がよくなってました。
コレ、「それでもボクはやってない」と呟かれてたら、同じ冤罪仲間の光石研並に最悪でしたもん。
この映画もアメリカでリメイクされたりするんかな~。
ん!?アメリカに満員電車ってあるんかな?
男性専用車の実現も熱望します!
★★★★
構想何年とか大げさに言うて、その間なにしてんのって映画がようありますが、周防正行監督に限っては、本当に丹念に調べ上げてるんだな~と思いますわ。
留置場生活が『刑務所の中』で描かれた刑務所生活とは、また違ってて、
腰紐でヤケドとか、あかんもんだらけの差し入れとか、勉強になるな~。
世話になりたくないけど。
歯磨き中に我に帰って涙が込み上げてくところは、いいシーンでした。
それに、俳優がみんなよかったですわ~!
通行人や、満員電車の中の人、傍聴人といったエキストラ扱いの役者達にもちゃんと監督の目が行き届いてる感じがしたわ。
主演の加瀬亮はもちろん、
ひたすら信じてくれるお母んのもたいまさことか、
ヅラっぽいヘアースタイルの大森南朋の刑事とか、
竹中直人の日和見主義な管理人とか、
出た瞬間、安心感のある周防映画の役所広司とか、
顔つきがエロい上、胸元を開けたりするもんだから、いくら“女”を出さないようにしようとしても逆にそれがエロイねん!と、女性と男性はそもそも違う、女性にエロDVDとかエロ本の存在意義なんて到底わかりっこないということを認識させてくれる瀬戸朝香とか、
不思議ちゃんだったのが、いつの間にかエ~女と化してた鈴木蘭々とか、
ニート仲間の山本耕史が、法律に明るくなっていくとことか、
正名僕蔵と小日向文世の好対照な裁判官とか、
辻本清美に似てるから、最後までワイルドカードたりえた同乗者の唯野未歩子とか、
ま~、みんなよかったですけど、特によかったんは、赤トレーナーの本田博太郎!!
「いつの時代の着とんねん!」というダサ加減が、留置場常連者を醸し出してると思ったら、背中に留マークがついてて留置場の備品なんかって!ウマすぎます!
ウマイといえば、ラストのセリフ「控訴します!」という声も、ものすご~く後味がよくなってました。
コレ、「それでもボクはやってない」と呟かれてたら、同じ冤罪仲間の光石研並に最悪でしたもん。
この映画もアメリカでリメイクされたりするんかな~。
ん!?アメリカに満員電車ってあるんかな?
男性専用車の実現も熱望します!
★★★★