「母性を宿した すべての女性に捧げる 慈愛のミステリー」ってことで、
自称、母性本能も有したパパのつもりの私は楽しみにしてましたが、甘かったです。
《ネタバレ》《ネタバレ》
雰囲気といい、ストーリーといい、オチといい、浦沢直樹の漫画「MONSTER」の1エピソードみたい。
原題とは違うこの邦題も「MONSTER」にでてくる「なまえのない怪物」に似てるしね!
簡単に言うてしまうと、大映ドラマとか東海テレビ制作の昼ドラマみたいやけど、格調高い作品に仕上げてるのは、社会派的な面をサスペンスフルに融合させてるからやろな~。
所々『ブラック・ブック』を彷彿とさせたけど、オープニングの見事なTバックが「この回想は、第二次大戦中やないで~」と、現在のヨーロッパで今もなお暗躍してる“闇の職安”みたいな組織が怖い。
怖いといえば、女の子を縛り上げては突き倒す謎の特訓シーン。
あれは、誘拐に巻き込まれることを事前に知ってた家政婦が、子供に自分で逃げ出す術を教えてる、まぁそんなことやろなと思っとって、ほ~ら当たりと思ったら、ただのイジメ対策&子供のイタズラかくれんぼやったんが、がっくりというか、オイ!
ベッドの上ならまだしも、受け身の取れない状態で洋間に何回もこかすって、虐待やんか!
サスペンスフルにしたいんはええけど、大げさすぎやせんか?
合鍵作りの待ち時間でおろおろとそのオチが「お客さ~ん、やっぱりありました」とか、
パクった鍵をどうやって返すかと思ったら、ケチャップブビューッとか、
どうやって生還したんかわからん“黒カビ”の復活と、こけた先にたまたまあった突起物に刺さって即死とか。
ゴミ山の探し物と、「君のことが好きなんだよ~」と虚しい一人身管理人のおっさんの描写はよかったな~。
ね、ほら、男目線で見ちゃってるよ~。
子供が乳児の時、“おっぱい”をあげることができない“男”であることに涙したことがあったんやけど、
流れ出る母乳を吸ってもらえないことに涙する母親のシーンを生理的に直感できんものがあったとこに、母性本能は男に宿らんな~と思た。
母性を持とうとするより、父親だけにしかできん子育てというものこそ模索せなあかんな~と思いましたわ~。
★★1/2
自称、母性本能も有したパパのつもりの私は楽しみにしてましたが、甘かったです。
《ネタバレ》《ネタバレ》
雰囲気といい、ストーリーといい、オチといい、浦沢直樹の漫画「MONSTER」の1エピソードみたい。
原題とは違うこの邦題も「MONSTER」にでてくる「なまえのない怪物」に似てるしね!
簡単に言うてしまうと、大映ドラマとか東海テレビ制作の昼ドラマみたいやけど、格調高い作品に仕上げてるのは、社会派的な面をサスペンスフルに融合させてるからやろな~。
所々『ブラック・ブック』を彷彿とさせたけど、オープニングの見事なTバックが「この回想は、第二次大戦中やないで~」と、現在のヨーロッパで今もなお暗躍してる“闇の職安”みたいな組織が怖い。
怖いといえば、女の子を縛り上げては突き倒す謎の特訓シーン。
あれは、誘拐に巻き込まれることを事前に知ってた家政婦が、子供に自分で逃げ出す術を教えてる、まぁそんなことやろなと思っとって、ほ~ら当たりと思ったら、ただのイジメ対策&子供のイタズラかくれんぼやったんが、がっくりというか、オイ!
ベッドの上ならまだしも、受け身の取れない状態で洋間に何回もこかすって、虐待やんか!
サスペンスフルにしたいんはええけど、大げさすぎやせんか?
合鍵作りの待ち時間でおろおろとそのオチが「お客さ~ん、やっぱりありました」とか、
パクった鍵をどうやって返すかと思ったら、ケチャップブビューッとか、
どうやって生還したんかわからん“黒カビ”の復活と、こけた先にたまたまあった突起物に刺さって即死とか。
ゴミ山の探し物と、「君のことが好きなんだよ~」と虚しい一人身管理人のおっさんの描写はよかったな~。
ね、ほら、男目線で見ちゃってるよ~。
子供が乳児の時、“おっぱい”をあげることができない“男”であることに涙したことがあったんやけど、
流れ出る母乳を吸ってもらえないことに涙する母親のシーンを生理的に直感できんものがあったとこに、母性本能は男に宿らんな~と思た。
母性を持とうとするより、父親だけにしかできん子育てというものこそ模索せなあかんな~と思いましたわ~。
★★1/2