学名:Alcyonohippolyte sp.
体長:10mmほどで「ずんぐりむっくり」した体形をしており、脚部にはキノコ状の小さな突起が確認できます(投稿画像1,2段目は同一個体で、3段目はその脚部をトリミングしたものです)。イワスナギンチャクと共生しており両者ともにコンニャクのようなカラー・フォームで、エビの腰の部分にある焦茶色の模様はスナギンチャクの触手とそっくりです。
投稿画像4段目の個体は体長:5mmほど。前者よりも体高が低くやや扁平な感じで、カラー・フォームはほぼ同じですが腰の焦茶色の模様が確認できません。脚部には先端部が球状の小さな突起が沢山確認できます(投稿画像5段目は4段目の個体脚部をトリミングしたものです)。前者とは体形,カラー・フォーム,脚部突起の形状に差異があるため、これは新たな未記載種!かとも思ったのですが、他種においても成長過程や個体間で差異が認められるものもあるため、結局のところ前者と後者は同一種であるという判断に至りました。これ等のエビはまだ未記載種であり別種となる可能性も残っているため、今後どうなるのかが楽しみでもあります。
追記:投稿画像は体長:5mmほどの個体で、腹肢部分(水色矢印)に卵塊らしきものが確認できます。この個体は雌で抱卵している可能性があります。
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