白い花の唄

笛吹カトリ(karicobo)の日記、一次創作SF小説『神隠しの惑星』と『星の杜観察日記』のブログです。

人間やめないためにTwitterやめました

2020年01月09日 19時14分41秒 | 日記
ほぼTwitter廃人と化していた。
年末年始、Twitterで終わったといっても過言ではない。あるトラブルに関わってしまって、解決したかと思いきや、すぐまた新たなトラブルが始まり、どういうわけかネットリンチに遭った。
いろんな人間を次々に寄ってたかって罵って叩き出す連中にターゲットにされてしまったのだ。彼女達は私の"職業"がキライらしい。このすでに短くない私の人生で、中学校でイジメられてた時だってぶつけられたことのない残酷でバカバカしい言葉を次々投げつけられた。
ショックだったのは私がリンチに遭っているのを、ほとんどのフォロワーが見て見ぬふりだったことだ。それまで1,000人を越えるフォロワーがいて活発にやり取りしていた。DM機能でメッセージを数時間に渡ってやり取りしたようなアカウントもノーリアクションどころか、糾弾側におもねったツイートを連投し出した。ぞっとし吐き気がした。足元が崩れ落ちた気分だ。彼ら/彼女らはこれまで私とやり取りしながら、内心あのリンチグループと同じことを考えていたのか。

自分語りウザイ、いい加減にしろ、ウンザリだ、クソ

ほとほとイヤになったし恐ろしくなった。もうこんな場所にいられない。

体調も壊して実生活にも支障が出た。

とりあえず携帯端末からTwitterアプリを削除。
でも、なんか書きたい。別に誰に読まれなくてもコメント付かなくても、何か書きたい。
というわけでブログに回帰。

止めてみて改めて、今までどれだけTwitterに侵食されていたか実感した。何せ車の信号待ちがちょっと長くなると、スマホでチェックしたくなるのだ。少しの空き時間でも隙あらばチェック。なんなら歩きながらでもチェック。
イイネやRTがいくつ付いたか、どのツイートに付いたか、リプライ来てないか、新たにどんなツイート流れてるか。これまで何時に何をつぶやこうと、数分かどうかすると数十秒でFF相互関係のフォロワーさんからイイネが来た。リプライもついた。たいていはたわいないものだ。何時に起きたとか、何時に起きたとか、くたびれた風邪引いた眠れないみたいなボヤき。私はけっこう連続でエッセイみたいなものを書いていた。いくつかは後で自分のブログにコピペして記事にする。ブログだとコメントつかないが、Twitterだと反応が早い。共感が得られるのがうれしかった。
だがそういうフォロワーさんも、私が寄ってたかって蹴られている時、助けを求めても、ほとんどノーリアクション。Twitterの相互に信頼関係なんか期待する方が不毛だったのだ。だが孤独な人間はバーチャルで泡沫な繋がりでも依存したくなるものだ。リアルな、今目の前にいる友人よりも、Twitterで繋がっている世界が魅力的に思えた。時事問題や次々起こる事案についてコメントし、リプライし、意見のやり取りをする。
私はあるマイノリティ差別運動を批判するカウンター活動をしていたが、差別発言が次々に流れてくるので仲間達と連帯してこれを追撃駆逐せねば、常に前線にいなくては、という謎の義務感があった。
そんな義務感、当然ながら何の意味もなかった。私がTwitterを止めても、相変わらずタイムラインは差別発言で溢れていて、かつての仲間達が元気にカウンター活動をしている。
何もかもヴァーチャルなことだ。
無意味などと言いたくない。ネット言説は、現代では大きな力を持つ。しかし専門家でもない私が、仲間に叩かれ、身体を壊しながら前線にいる意味などない。つまり活動に意味がないのでなく、私の存在に意味がなかっただけなのだ。

年度末に向けて私の目の前には私がデータを判断して設備や消耗品を設備し指示しなければいけない若い人達が待っている。老齢の母との時間もかけがえのないものだ。リアルに一緒に時間を過ごすべき知人友人がたくさんいる。ヴァーチャルな世界にのめり込んで疎かにしてはいけない人達が。

カウンター活動やマイノリティ支援活動は、私の本業である教育現場で実戦できることだ。
私は私のできることをすればいい。
その実践について、あの糾弾派に是非を認めてもらう必要はないのだ。私の職場には各種の人権支援機関がある。そこで支援できるよう、リアルでの自分の足元をまずしっかりと立て直すことが第一だ。

目が覚めた。

あなた達はその液晶の向こうで、罵り合っていればいい。
さようなら。


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