17音の記録 やぶにらみ

気が向いた時の記録

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2 コメント

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七種 (願船)
2018-01-09 06:53:42
 七種や霙まじりの風も吹き 対中いずみ 

 七種の日。北国の詠であろうか、「霙まじりの風」が吹いているのだ。しかし七種を祝う心に春へ傾く明るさが感じられる。

   七種の鳥追ふ唄は夢の中

 子どもの頃の思い出を詠った感じ。七種を刻みながら口ずさむ唄は、他所の国から渡り鳥が飛んできて新春の若草が汚れないうちに七種を採りましょうという意味のようだ。しかしその意味はどうであれ、正月七日の朝早く台所でお母さんがなにかおまじないでも唱えるように口ずさみながら七種を切っている音が心を癒やしてくれるのだと思う。作者はまだ蒲団の中でその音を聞いているのだ。  
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有難うございました。 (阿部)
2018-01-09 10:16:16
願船さん
うれしいコメントを有難うございました。
七種には思い出があります。願船さんのお見込みの通りの母や伯母が唄った「えんずの鳥」と子供たちの鳥追いの行事が中止になったことです。疎開先で男の子供がいなくなったというので、鳥追いをしなくなったことか残念な事でした。戦争の影がこんなところにもありました。
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