17音の記録 やぶにらみ

気が向いた時の記録

 俳句・無季の句 川柳と 関連記事

蕗の薹

2016-02-12 09:39:08 | 日記
蕗の薹
首だして気圧の谷の蕗の薹 小玉真佐子
吹く風にかさね正して蕗の薹   拙

ここ二・三日の陽気につられ蕗の薹が姿を見せた。五年前まではすぐに摘みとり、春の味覚を楽しんだが、現在は放射能に汚染されているので、春到来のバロメーターに化し。た

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
有難うございました。 (阿部)
2016-02-16 13:33:55
願船さんうれしいコメントを有難うございました。
少しずつですが春の気配を感じられるようになりましたが、三寒四温とは違った寒暖の繰り返しですから、風邪に
注意しています。
返信する
蕗の薹 (願船)
2016-02-14 09:36:14
    首だして気圧の谷の蕗の薹   小玉真佐子

 力強い蕾が地面から頭を出している光景が浮かんでくる。気圧の谷というから天気が下り目にあたるのであろうか。晴れたり曇ったりしながら自然が春の装いを進めてゆく 頃を表現しているようにも感じる。蕗の薹がちょっと首を出し、気圧の谷か、もう少し辛抱しておこう、と呟いているようなユーモアも感じられる。

    吹く風にかさね正して蕗の薹   阿部

 まだ風の冷たく感じられる早春、蕗の薹が地面に姿を現す様子が的確に表現されている。鱗のような葉が幾重にも蕾を蔽っているのいを『かさね正して』という比喩で表現しているのがいいなと感じます。
返信する

コメントを投稿