T定規の可能性

シンガーロックライター研萌のブログ

独勝

2013-01-08 00:11:38 | ポエム

人間は一人ぼっち・・だから、面白いもんが生まれてくる。

一人ぼっち同志がたまたま出会ってからがまた面白い・・・

求めても来ません。願っても来ません。

もっと、ずーっと、一人ぼっちのまんまでいなさい。

そのままの一人でありなさい。

そのままの・・ありのままで・・・。

未熟なままで助けを求めてはいけません。

荒れ果てた荒野ならば、そこで吼えてみればいいのです。

何度も何度も、吼えてみればいいのです。

あなたの証しは、あなたの血潮からしか出てこないんですから。

力がついたら、僕と勝負しましょう。

 

 

 


ぐうたら太郎  ~リーダーと呼ばれた男~

2008-09-12 22:53:27 | ポエム

昔、ある村にぐうたら太郎と呼ばれる若者がおった。村人が一日中、田や畑をたがやし作物を作っているのに、太郎ときたら、朝、ぶらりと散歩に出かけ日が暮れる頃、帰ってきて、酒を一杯「ぐいっ」と飲み、飯を一杯「かぽっ」と食って眠りにつくのだった。村人達が「わしらと一緒に前の田畑で働いたらどうだ。」と言っても、太郎は笑って「俺には俺の考えがあるんじゃ。」と、また散歩にでかけるもんで、みんな「ほんとうにぐうたらな奴じゃな。」と、あきらめていた。

そんなある年、突然、嵐がやってきて3日3晩、村を雨と風で苦しめた。今までに誰も見た事のない洪水で田や畑はすっかりあれはてて、苦労して育てた米や野菜は全て流され、村人は途方に暮れた。4日めの朝、太郎はいつものように散歩に出かけたのだが、日が暮れる頃帰ってきた太郎を見て村人は一様におどろいた。太郎は荷車いっぱいに米や野菜や魚までもつんできて、それを村人みんなに振る舞ったのだ。

「どうしたんだ太郎、こんなにたくさんの食い物を・・いったい」と聞くと太郎は笑ってこう言った。

「確かに目の前の田んぼや畑で作物を作るのは、やりやすいしたやすい事だ。でも災害はいつやってくるかも知れん。そう思って俺はこの先のお山のうえで米と野菜を作ってたんだ。」

「魚は山の向こうの隣り村で獲れたやつだ。米と野菜の一部で交換してもらったんだ。」

村人達は感心して言葉もだせなかった。・・・・・・

その後、この村は二度と天災に泣く事はなかったといいます。

     かつてリーダーと呼ばれた男、ぐうたら太郎のお話。

                    おしまい。

 


少しのお酒と少しのぬくもりと

2008-01-28 17:56:57 | ポエム
あきれるほど僕は酔っていた
誰も信じることが出来なかった
みんなは確かに僕に微笑みかけてくれてた
でも僕は信じることが出来なかった
口から出る言葉はただの強がり
そしてしらけた音楽に酔ったふりしてた
 
あれから25年
はたして僕は変わったんだろうか

ちょっと飲みすぎると朝がきつい
肉体の衰えに最近やっと気がついたんだ

でも今でも軽いお酒は嫌いです
軽いお酒は嫌いです

今でも僕はあきれるほど酔っています
でも皆を信じるように努力しています
みんなも微笑んでくれます
少しのお酒と少しのぬくもりと
しらけた音楽に酔っています

神様こんなグータラをどうぞお許し下さい