野路菊

いつでん帰ってきんしゃい・・と　優しく微笑う母がいた

そう言って僕のポケットに　金を差し込む母がいた

親父にもらったビンタひとつで　赤く腫れた頬を流れ落ちた

涙の意味がわかるまい　乾ききってわかるもの

雪落ちる駅で飛び乗った　片道切符の僕の旅

『なごり雪』を口ずさみ　窓の外に咲く花を見た

耐えて忍んで咲く花がある　小さく白く咲く花がある

故郷の丘に咲く花を見る　帰ってきんしゃい・・と、花は咲く

不安な夜に　眠れない夜に両手合わせ祈っている

片道切符の旅なのに　捨ててきたはずの故郷なのに

耐えて忍んで咲く花ガある　小さく白く咲く花がある

故郷の丘に咲く花を見る　帰ってきんしゃい・・と、花は咲く

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詩：曲　研萌　　編曲：演奏　ズブロッカ(G/荒木・B/友添・Dr/北村・Key/あんづ)

 

ズブロッカのライヴにきんしゃい・・・と、花は咲く。