はるかなる海外生活、えいともいるよ。

始めました~。熱しやすく冷めやすい自分にとっては、最初はいいかもしれませんが、はたしてどこまで続くかなぁ?

今日のはるか458(High Cliff)

2013-09-01 18:28:09 | 公開
High Cliff キャンプ場に行ってきました。

3連休を利用して再びウィスコンシンへ。天気予報は雷雨ですが予約してしまったので気にせず行ってきました。

天気もいまいちなのであせらずゆっくりと途中で買出ししたり、花火を見たりと
午後に付く予定でゆっくり行ってきました。

こちらも各々のサイトは広く距離は離れています。ですが木は少なめなので隣のサイトは見えます。でも木も高く開放的なキャンプサイトです。
ハイクリフというだけあってキャンプ場は高台の上、


トレイルは岩場の間を降りていきます。


降りていった先は湖。


大きな湖なのでカヌーやカヤックのレンタルはなし。
湖は茶色かかった緑色。どうしても先週のカナダやモンタナと比べて見劣りしてしまうのは仕方ありません。
はっくんは石さえ投げられれば気にしませんけどね。

キャンプサイトははっくんの大好きなどんぐりの木に囲まれており、はっくんはいつでも「どんぐり拾いに行こう、どんぐり拾いにいくよ~」と連呼。


自分で持つのが大変なくらい袋いっぱいとってました。

このあたりの森の中は湿気が多いのかコケやきのこがいっぱい。


食べられると助かるんだけど……。食べられるきのこってわからないんだよなぁ


一通り散策したら跡はご飯と花火。次の日に備えて就寝。

次の日は朝から早起きのはっくん。おきて第一声「どんぐり拾いに行こう!」。まだテントで寝ているお母さんを尻目にどんぐり拾いに繰り出される父。なんとかならんもんかね。

一通り散策したあとは朝ごはん。
ご飯の後はドアカウンティのガイドを見ながら晩御飯の計画を立てます。

ドアカウンティ名物、Fish boilを食べるべく電話で確認。どうやら空いているようなので5時半から予約して、ゆるゆるとドアカウンティに向かいます。

途中気を抜いて走っていると、街中で対向車線におまわりさんを発見。スピードが速かったのでやばいかなぁなんて思いながらバックミラーを見ていると、Uターンしようとしています。

あらららら、つかまちゃったよ。と思ってスピードメータをチェック、観念しておまわりさんが来る前に停止して待っていました。おまわりさんが、「免許証見せて、25マイルのところを39マイルで走っていたけど何か理由はあるかい?」との事。すれ違ったのは一瞬だったのに、スピードもぴったし。特にスピードオーバーした正当な理由もなく、「何もないです、こっちのミスです」と素直に報告、州外ナンバーだし観光客だとわかったのか、「本来なら罰金だけど今回は警告にしとくから」と無罪放免。

助かったよ。それ以降は安全運転で行きました。

とある公園で再度きのこ散策をしましたが食べられそうなものはなく、ちょこちょこお店やお土産やさんを下見しながらレストランまで向かいました。

今回行ったレストランは特にFish boilに力を入れているレストランで5時から30分ごとにBoil Overするとの事。五時前に付いたのでその料理方法を見学です。



料理はいたって簡単、芋、たまねぎ、魚を塩で茹でるだけです。ですがその方法がすごい。
屋外に専用のなべが2つ据え付けられており、


その下から薪で火が焚かれています。 時々薪で周囲を囲って火力を調整します。


レッドポテト、オニオン、魚と塩を時間ごとに入れていきます。

こちらがその魚、ミシガン湖で取れたホワイトフィッシュ。量がすごい‥‥


魚を茹でると灰汁(Fish oil)が出てきますが、灰汁を掬う代わりに吹きこぼしてしまうのです。その吹きこぼし方が派手なのです。

ハンドベルの音とともに、小さなバケツに入ったケロシン(kerosene)を鍋の下に撒きます。
すると2m以上の火柱があがり、一瞬にして鍋とその周囲が大きな炎に包まれます。






その火力で一瞬にして鍋は吹き上がり、大量のお湯がFish oilとともに吹きこぼれます。


間髪いれず鍋を挙げることでFish oilが食材に付かないようにします。


料理の仕上げは迫力満点。結局5時の回から、5時半の自分の番、さらに次の次まで計4回もBoil over を見てしまいました。


はっくんも気に入ってしまいかぶりつきで見ていました。


今でも「Boil over time!」といって鍋にケロシンを入れるパフォーマンスをしています。


ミシガンで取れるwhite fishはふわふわに茹で上がり、備え付けのバターオイルとレモンでさっぱりおいしくいただけました。


料理自体はシンプルで日本人好みの味つけだと思います。やはりパフォーマンスの派手さが一番ですね。
30分おきに料理するのはここだけですのでパフォーマンスを楽しみたい人かここが一番でしょう。

最後の日はまたまたどんぐり拾いながら昼までゆっくり、途中の農園でりんごを買って一遊びびしてから帰りました。
本当はりんご狩りをしたかったのですが、まだやっていないとのこと。もう少し後だったようですね。

そこで出来立てのキャラメルアップルを食べました。なんとジャンクな食べ物だと推測していたのですが、これは有りですね。
意外とおいしくてびっくりしました。今度家でも作ってみたいと思います。

今日のはるか456(最終日)

2013-08-25 18:54:55 | 公開

本日は最終日、

朝は肌寒く、動物たちも巣穴から現れて日光浴です。


飛行機は夕方なので昼前までゆっくりして荷造りして空港に向けて出発です。
ここから空港までは3時間半、時間はあるのでいろいろと立ち寄りながら空港に向かいます。


Nantonの町で立ち寄ったアンティークストア。


さすがはカナダ、お店の綺麗さと品揃えが違います。なんと言っても展示方法の綺麗なこと。アメリカではまず見られないくらい綺麗に展示してあります。まあ値段もアメリカの3倍しますけどね。数件立ち寄りましたけど結局見ただけで買うものもなく出発です。

帰りの飛行機はデンバーで乗り継ぎ、乗り継ぎ時間は1時間。なんともどきどきな飛行機のアレンジ。乗り継ぎに失敗すると自動的にデンバーで一泊決定。
入国審査、通関をカナダで済ませていざゲートへ。

何だよ、すでに30分遅れてるじゃないの……。今日はデンバーに泊まりか?明日は会社お休みか?
などなどいろいろ考えました。

ところが飛行機は遅れてきたものの、そこは小回りの利くリージョナルジェット。30分の離陸の遅れを飛行中に取り戻し5分遅れで到着。

これなら帰れるね。乗り継ぎのゲートを確認して向かうと、乗り継ぎ先の飛行機が40分遅れ。

遅れを取り戻さなくてもよかったかな。でも時間があるからちゃんと荷物もくるでしょう。あまり短いと荷物が来ないなんてこともあるからね。

空港で待つこと1時間。何時までたってもゲートが空かない。しかも人がどんどん増える……。
どうやら他の便がキャンセルになったらしく、他の便の客がいっせいに押し寄せてきている。

自分の便が飛ぶのかという不安に駆られていると、無事ゲートが空いたので乗り込み出発。
1時間半以上遅れたフライト、シカゴの到着は日曜日の深夜の二時半でした。

バゲッジクレームで待つこと数十分、5個の荷物のうち2つが出てこない。どうやらデンバーに置き去りになったようだ。何であれだけ遅れて時間あったのに荷物が届かないのでしょう……。

結局空港を後にしたのは3時半ごろ。
家に着いたら4時半。

明日は仕事だぜ。
休みとは疲れるものであって決して休みではないのでありました。

今回の旅行の概略。
     日程      8泊10日
訪れた国立公園 6箇所 (バンフ、ジャスパー、ヨーホー、クートニー、グレイシャー、ウォータートンレイク)
越境回数    6回
立ち寄った州  5州 (アルバータ、ブリティッシュコロンビア、モンタナ、[デンバー、テキサス]経由)
     総走行距離  1600km
     総トレイル踏破距離 50.2km

はっくんよくがんばりましたね。

父の買ったお気に入りのお土産はこれです。
National Parkの名前入りロードサインです。


$39-なり。果たして高い?



今日のはるか455(WatertonLake N.P.)

2013-08-24 01:54:17 | 公開
さてさて本日は最後のGlacier 国立公園。

朝ご飯を軽く食べて、記念にSt. Mary Lake越しに山々の写真を撮影。




その後は近くのトレイルを散策にむかいます。

トレイルに隠れるカモフラージュの達人。


さて何かと言うと‥‥


カエルですね。


小川沿いの小道を歩いて滝を見に行ってきました。




バーリング滝、だったっけ?



こちらはSun Lift George. 名前だけでは何もわかりません。

トレイルの奥には何者かに切り出されたように細い渓谷がまっすぐ続いています。




行って見たい気もしますが、道がないので残念。さすがに靴をぬらしながら歩きたくはないのでね。

その後はビジターセンターに立ち寄り、レンジャーステーションでジュニアレンジャーの宣誓を行いました。ジュニアレンジャーとして自然や動物のことを学んで……と宣誓し、はっくんも無事Glacier国立公園のJunior Rangerに認定されました。


その後は、事あるごとに「I’m Junior Ranger!」と自慢げに周りの人にしゃべるはっくん。うれしいねぇ。
その後は公園を北上、再び国境を越えてカナダのWaterton Lake 国立公園に向かいます。
その途中で立ち寄ってアンティークショップ。こんな果てにもあるんですねぇ。とはいえいろいろと掘り出し物が安く、母が数点買っていました。


公園を左手に見ながらオープンランチを横切り、道路を歩く牛に警戒しながらカナダへ入国。


牛は国境越えて移動しないのか?密入国したら狩られて肉にされるのかな?


公園わきのピクニックエリアで軽い昼食。


湖岸に突き出した陸の上に建つ Prince of wales Hotel。今日の宿泊先です。


国立公園法が制定される前、「自然の景観を損ねないように……」という概念の前に作られたホテルなので、立地は最高です。


Waterton Lakeは小さな町ですが立派なリゾート地、結婚式も行われていました。





ホテルは古い作りで設備は決して良いとは言えませんが、昔ながらの趣のある作りです。
ホテルのロビーは湖に向かって一面ガラス張りで、最高の眺望の中アフタヌーンティーをいただきます。


とはいえ窓際は暑いので一列下がってアフタヌーンティを楽しみます。


三段の塔に置かれたサンドイッチ、クッキー、タルトなどつまみながらお茶を楽しみます。


ホテルのお部屋ももレイクビューです。


お部屋でまったり。


ホテルの前からウォータートンレイクを後ろに一枚。


綺麗なところだねぇはっくん。


グリズリーがよく出没するというCameron Lakeまで行きたかったのですが……道路の崩落で通行止め。今年は雨が多かったのか、道路やトレイルがいろんなところで通行止めでした。さすがに歩いて片道8mileはないね、残念。

なので野生動物を求めて、夕暮れの観光船に乗船しました。湖に沿ってぐるりと回る観光船、運がよければ動物が見れるかも。

二時間のツアーで湖を南下していきます。
高い山囲まれた湖はきれいの一言ですね。


鹿がいます。


ここはダイビングスポットだそうです。とはいっても潜るのではなくて、上から飛び込むそうです。この高さは父は無理だな。物好きな人もいるもんだなぁ。


山の中央で幅5mくらいで木が刈られています。湖の左右の湖岸ともにそうなっています。


何かわかりますか?


ここがカナダとアメリカの国境です。

ここが唯一、入国審査も通関もなく国境を越える方法です。
この周りにもトレイルがありますが、ハイキングやバックパックを持ってキャンプするにはパスポートが必要なのでお忘れなく。

空を見上げる人の横顔のように見えます。


湖の水は波もなく鏡のように周囲の風景を映し出します。


ここが終点のGoat Haunt です。ここでキャンプしたりトレイルを歩いたりできます。


ちゃんとキャンパー用にシェルターや暖炉、トイレ、レンジャーステーションもあります。


乗ってきた船はこんな感じです。


ちなみにはっくんは就寝中。せっかくお金払って乗っているのにねぇ。


すっかり遅くなった夜、ラウンジでご飯をオーダーしてゆっくり部屋でいただきました。


夏休みも明日で終わり。帰りたくないなぁ、めんどくさいなぁ。

今日のはるか454(Glacier N.P.3)

2013-08-23 01:40:57 | 公開
今日は朝からMany Glacier に向けて出発です。
今日ははっくんにとって一番過酷な日になると思われます。今日の目的地はUpper Grinnell Lake,
Swiftcurrent Lakeと Lake Josephineを船で渡ったとしても、片道3.6 mile 標高差1600 feet (5.8km、500m) あります。

さすがに父も背負子を用意してボート乗り場へ向かいます。


ボートは8時半からですがすでに待ちが発生しています。予約の人が乗って空きがあればウェイティングで乗れます。結局9時半の船に乗っていくことになりました。

Swiftcurrent Lakeと Lake Josephineをつなぐトレイルで鹿に遭遇、

Lake Josephineから見たGurinnell Glacierです。

あそこまで行きますよ。

その後のLake Josephineの船上からは待ちに待ったグリズリーを見ることができました。


ちょっと遠かったけど間違いなくグリズリーです。ここまで来た甲斐がありました。
ちなみにこのグリズリー、トレイルの100mくらい上を歩いていましたが、トレイルを歩いていた人たちは気づいたのでしょうか?

船を下りてから歩くことしばらく、下にグリネルレイクを見下ろしながら進みます。


氷河や湖、滝、野生動物を見ながら、休憩しながら、はっくんをおだてながらも4マイル弱の工程を進みます。

野生動物はある意味カンフル剤です。ロングホーンシープです。


トレイル沿いに滝もあります。


花も咲いています。


ベアグラス。

その名の通り、クマの生息地によく見られるそうです。触るとかぶれるそうですので注意。

だいぶ上がってきました。

真ん中の湖まで船で来ましたが、そこもすでにはるか彼方に見えます。

歩くこと2時間半、ぶじUpper Grinnell Lakeまでたどり着きました。


目の前にあるのは氷河です。危ないので近づきませんけどね。


数年前に観光客が氷河の上に乗って歩いていてクレバスに落ちてなくなったそうです。

池には氷が浮いています。水はものすごく冷たく、吹いてくる風が心地いいです。


100年前には完全に氷河に覆われていたそうですが、もうこの有様です。


どんどん氷河が失われていっています。
はっくんは相変わらず池に石を投げ込んで遊んでいます。


しばらく休憩して、腹ごしらえしてから下ります。帰りの船の都合もあるのであまりゆっくりしていられません。なんといっても帰りの船は空きがある場合にのみ座れます。とのことですからね。
空きがなければ……歩いて帰るの??

この辺りの岩場はロングホーンシープには住みやすいのでしょうかね?


さすがに疲れたはっくん、頑張って途中まで降りてきましたがギブアップ。お父さんの背中に乗ります。


最初は楽しそうにしていたはっくん、でも疲れているのでしょう、ゆれる背中の上でも寝てしまいました。
途中登ってくる人と何人かすれ違いましたが……、4時以降から軽装でカメラだけ持って上を目指す人たちはどうするつもりなんでしょう? 僕らからすると危険すぎて信じられませんが……。

無事時間までに戻ってこれました。帰りの船にも乗れて一安心。


船に乗っているとまたまたいましたグリズリー。

このあたりを縄張りにしているのでしょうか?今回はトレイルを歩いている人も気づいていました。

一日に二回もグリズリーに逢えるなんてなんていいところでしょう。
今回の旅行の目的はほぼ達成しました。


今日はホテルに戻ってお土産を買ってゆっくり休みます。


父が買ったお気に入りのお土産はまた後日……。

今日のはるか453(Glacier N.P.2)

2013-08-22 01:28:15 | 公開
次の日はまたGoing-To-The-Sun Roadをすすみながらトレイルを散策です.

もう駐車場が込むところは行かないので朝はゆっくりしてから行きました。
もちろん母の希望でアンティークショップも数点立ち寄りましたよ。

Avalanche トレイルを歩いてAvalanche Lake に向かいます。昨日のトレイルに比べると距離も標高差も短め、はっくんには楽勝です。


とはいえ連日の山歩きで疲れているのは間違いないはっくん。でも「歩ける?」と聞くと「歩けます!」と元気な返事。頼もしいなぁ。


今回も背負子持ってきたけどほとんどいらないな。

山に囲まれたAvalanche Lake、


流れ着いた倒木の多さが冬の過酷さを物語りますが、夏にはびっくりするくらい穏やかな湖です。


マツタケかな?


トレイル沿いの渓流でまたまた石投げするはっくん。


ここにも細い岩の渓谷が出来上がっています。


またまた発見、銀龍草もどき。


その後もゆるりとGoing-To-The-Sun Roadをすすみながら各ポイントで写真撮影


熊を探しますが……いない。

車道のわきに降り注ぐ滝。


綺麗な滝ですがほぼ道路の真横、


ここも道路のすぐわきです。


綺麗ですが‥‥落石などのリスクがあるのでちょっと危険かも。


園内にあるRising Sun Motor Houseに到着、


チェックインしてから近場のトレイルを散策。


滝まで歩いていきました。道中には熊の餌となるハックルベリーが生っており、熊の存在を連想させます。


こんなところでであったらひとたまりもない。逢いたいという気持ちと逢いたくないという本音が混ざる微妙な感情です。

滝の前で一枚。


滝の手前の橋の上には人だかり、何をしているのかと思えば二人の男が橋から川に飛び込んでいます。

流れはゆるく深いので問題はなさそうですが冷たいと思うんだけど……。

公園のパンフレットに使用される有名なショットの夕焼けです。


その前で一まい。


晩御飯はロッジに備え付きのレストラン。ローカルのビールを飲みながらアメ食に舌鼓を打ちます。さすがに園内にはほかにお店はありませんし、わざわざ園内に泊まっているのに外に行くなんて馬鹿らしいしね。明日の買い物はギフトショップで済ませます。
ロッジはテレビもない、インターネットもないという作りですが、特に不便はしませんね。
欲を言えばバスタブは欲しかったなぁ。