♪ジングルーベール ジングルベール…っと
極寒の空の下をひとり
コートのポケットに両手を突っ込んで歩く
こんな事なら手袋持ってきたら…
それよりカイロ入れてきたらよかった。
吐く息は白く色とりどりのイルミネーションを曇らせる。
待ち合わせは駅前のおっきなXmasツリー
マフラーをくいっと鼻まで上げて寒さを避ける。
『まったぁー『ううん 今来たところー』』
『あの女の子さっきから立ってへん?』
『おっきいなぁ…』
横切る人を横目で気にしながら綺麗すぎるツリー見て…
ほんまにおっきぃなぁ…
一人で見上げるツリーって存在おっきすぎやわ。
♪ジングルベール
流れる音楽は心を躍らせる。
あぁ いっそここで踊りながら待ってよっかな
あたしの待ち人。
いつもならあたしが遅刻するんが多いのに
今日は待たされてる
待つ時間ってこんなに長くて 寒い…
しゃぶいっ!!!
『小泉(笑)何ひとりでさわいどんねんっ』
『わっ Σ(゜д゜;)大谷っ』
突然現れた待ち人に驚いてたら『ほれっ』と何かを握らされた。
『わっ…あっあったかーいっカイロ♪』
『待たせて ごめんな。』
『ううん♪』
今日はXmas
恋人たちのXmasやから
一緒に楽しもなっ
end