『あかん…決まらへんっ』
タンスからありったけの洋服を並べて
あーでもない。こーでもないって悩み続けて30分。
このセーターにこのパンツは…
スカートいやワンピース
んー
んー
んー
あかんどれもこれもなんかがたりひんっ。
やっばり昨日アレ買えばよかった
『あかーん 着てくもんないっ!!!時間もないっー』
叫んだ瞬間
『リサーっ 大谷君きはったでっ』というおかんの声。
『えっ大谷?もうきたんっ。』
下で待っててもらおうとドア開けたら…
『おぅ』って笑う大谷がおった。
『ぎゃっ!!!でたっ!!!!』
条件反射でドア閉めてもたら
ドンドンと叩かれた。
こそーっとドア開くとお怒りの大谷…。
『ぎゃーってオレは怪獣かなんかか?』
『あーほんま すんません』
『アレ…なんやねんっ』
『アレ?』
指差された方向にあるんは洋服の山
『あーぁ 何着ていこうか迷ってしもてぇ…』
『しもて…ってなんでもええから決めろって…』
『なんでもええくないもんっ』
『へっ?』
とにかく今決めるから待っててと再び迷うけど…
んー 大谷おったら緊張する!
『なー大谷選んで』
『オレ?』
『うんっ』
end