結局昨日は実家に泊まった。
おかんらも温泉行ったし家には隆人だけやし
なんも遠慮することないんやもん。
『ふー』っとため息ひとつ
たしか溜息ついたら幸せが一つ逃げるというけれど
今のあたしは 幸せの一つや二つ逃げたって
別にどーでもええねん
ごろんっとベットに寝転がる
久し振りの自分の部屋
天井には海坊主のミニポスターがなぜか貼ってある。
大谷から何回も連絡あってんけど…
やっぱりどうしても受けることができひんかった。
あの時 松田と名乗る女教師はこうもゆうてた。
『敦士先生。息苦しいって(笑)』
『家事苦手やから助かるんだって…』
『女として見れないんだって ねぇこの間いつシタの?』
ほんまに大谷はこの松田という先生にこんな事ゆうたんやろうか
『所帯じみて魅力ないんですって』
『私の存在がいま一番の宝物って言ってくれるのよ』
いつから松田先生と関係…持ってたんやろうか
『存在が宝物』ってくっさい言葉いつから言えるようになったん?
松田先生という存在が宝物なら
あたしという存在はもう萌えないゴミなん?
♪マジはんばない電話だぜ
慌てて発信者を確認
それが大谷でない事に少しだけ胸をなでおろした
けど…
あたしこの番号知らん
誰?
いつもなら絶対知らない番号には出ないのに
なぜか通話ボタンを押していた。
『もしも…『こんばんは 小泉リサさん』』
『えっと…』
『わからないかしら 私…松田』
『松田?って 大谷の…』
『正解』
昔の人は言いました
呼ぶよりそしれ
★ 人のうわさ話をしてたら、ひょっこり と
その人がやって来たりすること
なんで松田先生があたしに電話かけてくんの?
『小泉さん なんであたしがかけてくるのって思ったでしょ(笑)』
『えっ』
『図星★ だってあなた敦士先生が電話しても出ないんでしょ』
『…』
なんでそんな事知っとるん?
『なんでそんなのって(笑)敦士先生に聞いたの。
別れ話したいのに小泉さん電話出ないって…』
『そんなん…』
『あなた家から出て行ったのでしょ…という事は別れてくれるのね』
あたしが家を出たことも知ってる…。
それは やっぱり大谷が…
この先生と付き合ってるから…。
『…あなたに話すことじゃありません。失礼します』
『えっ小泉さん』
(通話をきる)
電話を思いっきり切ってさっきの番号を拒否リストに入れた。
これはやっぱり…
あたしの存在が邪魔とかなん。
『なんなんよーーーー!あほーーーー』
丑三つ時に吠えるんはオオカミだけちゃうねん。
なんかもー吠えんなあかん気がする。
『ねえちゃん 何吠えてんねん。何時やと思ってんねん』
あたしの叫び声を聞いた隆人が部屋に入ってきた。
『今は0時35分12秒ですけど…』
ぷーっと頬を膨らましアゴを突出してみる。
隆人は『そんな返しいらん』って冷静にゆわれた。
『大谷さんから連絡あったん?』
『それってだれですかー連絡なんて…無視やっ』
『無視って大谷さんはねえちゃんを心配…』
『してへんもん。あいつはあたしと別れたいねん。』
『はぁ?』
隆人は部屋の真ん中にどかっと腰を下ろした。
『誰が別れたいって?』
『大谷が…』
『大谷さんが?誰と…』
『あたしと…』
『あははははははは』
『ちょ隆人!』
『どこをどうしたらそんな話になんの?』
『だからぁ…』
弟に恋バナをすんのもなんやと思ったけど
隆人もいっぱしの男やし大谷の事尊敬して性格とか知ってるし
今までの経過を話してみることにした。
おかんらも温泉行ったし家には隆人だけやし
なんも遠慮することないんやもん。
『ふー』っとため息ひとつ
たしか溜息ついたら幸せが一つ逃げるというけれど
今のあたしは 幸せの一つや二つ逃げたって
別にどーでもええねん
ごろんっとベットに寝転がる
久し振りの自分の部屋
天井には海坊主のミニポスターがなぜか貼ってある。
大谷から何回も連絡あってんけど…
やっぱりどうしても受けることができひんかった。
あの時 松田と名乗る女教師はこうもゆうてた。
『敦士先生。息苦しいって(笑)』
『家事苦手やから助かるんだって…』
『女として見れないんだって ねぇこの間いつシタの?』
ほんまに大谷はこの松田という先生にこんな事ゆうたんやろうか
『所帯じみて魅力ないんですって』
『私の存在がいま一番の宝物って言ってくれるのよ』
いつから松田先生と関係…持ってたんやろうか
『存在が宝物』ってくっさい言葉いつから言えるようになったん?
松田先生という存在が宝物なら
あたしという存在はもう萌えないゴミなん?
♪マジはんばない電話だぜ
慌てて発信者を確認
それが大谷でない事に少しだけ胸をなでおろした
けど…
あたしこの番号知らん
誰?
いつもなら絶対知らない番号には出ないのに
なぜか通話ボタンを押していた。
『もしも…『こんばんは 小泉リサさん』』
『えっと…』
『わからないかしら 私…松田』
『松田?って 大谷の…』
『正解』
昔の人は言いました
呼ぶよりそしれ
★ 人のうわさ話をしてたら、ひょっこり と
その人がやって来たりすること
なんで松田先生があたしに電話かけてくんの?
『小泉さん なんであたしがかけてくるのって思ったでしょ(笑)』
『えっ』
『図星★ だってあなた敦士先生が電話しても出ないんでしょ』
『…』
なんでそんな事知っとるん?
『なんでそんなのって(笑)敦士先生に聞いたの。
別れ話したいのに小泉さん電話出ないって…』
『そんなん…』
『あなた家から出て行ったのでしょ…という事は別れてくれるのね』
あたしが家を出たことも知ってる…。
それは やっぱり大谷が…
この先生と付き合ってるから…。
『…あなたに話すことじゃありません。失礼します』
『えっ小泉さん』
(通話をきる)
電話を思いっきり切ってさっきの番号を拒否リストに入れた。
これはやっぱり…
あたしの存在が邪魔とかなん。
『なんなんよーーーー!あほーーーー』
丑三つ時に吠えるんはオオカミだけちゃうねん。
なんかもー吠えんなあかん気がする。
『ねえちゃん 何吠えてんねん。何時やと思ってんねん』
あたしの叫び声を聞いた隆人が部屋に入ってきた。
『今は0時35分12秒ですけど…』
ぷーっと頬を膨らましアゴを突出してみる。
隆人は『そんな返しいらん』って冷静にゆわれた。
『大谷さんから連絡あったん?』
『それってだれですかー連絡なんて…無視やっ』
『無視って大谷さんはねえちゃんを心配…』
『してへんもん。あいつはあたしと別れたいねん。』
『はぁ?』
隆人は部屋の真ん中にどかっと腰を下ろした。
『誰が別れたいって?』
『大谷が…』
『大谷さんが?誰と…』
『あたしと…』
『あははははははは』
『ちょ隆人!』
『どこをどうしたらそんな話になんの?』
『だからぁ…』
弟に恋バナをすんのもなんやと思ったけど
隆人もいっぱしの男やし大谷の事尊敬して性格とか知ってるし
今までの経過を話してみることにした。
お姉ちゃんの為にがんばって!
うちのねえちゃんが勘違いドアホなんです
オレは大谷さんの味方です
あいつめっさ逃げ足はないねんもん
しゃーないわ
ホント、男前やし。
そんな2人ほっといてお姉さんと遊ぼ♪
ねえちゃんはええとして…
あとオレ彼女いますから
他の人とは遊びません
それって腹黒の…