(不定期連載)君の場所①

社会人2年生
あたし　小泉リサは　今日も元気です。

念願の(小さいけど)スタイリスト会社に入社して
真咲真一という先輩につきながら毎日頑張ってます(笑)

『う…(お…重い。)』
『リサちゃん大丈『あ゛ー大丈夫です。』』

『リサちゃんほんとうにごめんね　女の子にこんな重い荷物…』
『真咲先輩気にせんといて下さい。これぐらいひょいです♪』

『あははは　頼もしいね。』
『はいっ♪』

今あたしは　60サイズの段ボールを2つ抱えて階段をあがってる。
真咲先輩は紙袋４つを両手に下げついでに４０サイズの箱を持ってる。

事務所まであと1階…がんばれ小泉リサ。
スタイリスとは体力勝負。これぐらいどってこと…

階段…ぐらい平気や。

けどなんでこんな時に限って階段やのよぉー。

『はぁ…何もこんな時に限ってエレベーター故障ってね（笑）…』
『そりゃあ　エレベーターもたまには休みたいんですよ♪』

『あははは…ほんとリサちゃんは頼りになるね。
　　後でコーヒー奢るから　頑張ってね。』
『やったぁーコーヒーゲット。ありがとうございます♪』

そんな頼もしい発言した後　
踊り場にさしかかった時突然上から人影が…見えて…

『えっあっ?あわわわわわわ…』
『小泉さん『リサちゃん危ない。』』

『わぁーーーーーーーー』

景色がスローモーション。

あたしの瞳に映ったのは
ぶつかった人の驚いた顔とか真咲先輩の心配そうな顔

で…


おっきな黄色い星が見えた。