【次は別府で9/2開催!】 AIとSNS全盛期で広がるさらなる格差社会【堀江貴文 講演会】
昨日ドグラン仲間の前橋のベカリー啄木鳥さんより注文絵画のブルドツグの「COO」ちゃん8号油彩肖像画を店内に展示。
そしてレンタルで生徒さんの習作のフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」もディスプレーしてきましたが、全く二点の油彩が壁面に掛かるだけで店内が一変しました。
今までいろいろなお店に油絵をかけてきましたが、ベーカリーにこれほど油絵がマッチするとは思いも寄らない事で、その日のうちに店内で見られたお客様からアトリエの方に「よかった」とお電話をいただけるなど思っても見なかったことが起こり嬉しく思っています。
暮れからお正月にかけて二週間教室はおやすみでしたが、
みなさん自宅で予習をやってこられたので、
次への段階へ向かって今年も良いスタートを切りました。
櫻井さんが昨年から作家の登竜門の展覧会に出品するため
数点の作品を起こしましたが、どうもしっくり行かず指導する側も
少し行きずまっていましたが暮れに無彩色で五日ほどで構図を考えて見えたので
「この傾向で行こう」と即決でした。
絵画に限らず全ての創造物(art)の基礎はコンポジョンで決まります。
私も現役の作家活動をしていた頃は、展覧会の作品のヒントを決めるまでが
地獄の苦しみ(クリエーターの宿命)だった事を思い出します。
アンドリュー・ワイエス -創造への道程-
会期 2008年11月8日~12月23日
会場 Bunkamuraザ・ミュージアム(東京都・渋谷)
で9年前に開催されていて、このワイエス展の前の英国ヴィクトリア朝絵画の巨匠
ジョン・エヴァレット・ミレイ展を見に行きチラシをもらってきたことを覚えています。
今回日曜美術館で紹介された「ワイエスの描きたかったアメリカ」を見て現代アートを代表するアメリカであっても、今またアンドリュー・ワイエスの展覧会に大勢の人が集まるという現実を見るとまさにアートの世界も古典の世界に人種を問わず、世界の人々たちがアートに求めているのは誰もが見て、わかりやすい世界。すなわち写実の世界へと大きく動いています。
ワイエスと言えば著名な挿絵画家を父に持ち子供の頃から徹底的にデッサンを習得させられたという経歴の持ち主。ワイエスを知らない人たちでも「クリスティーナの世界」という作品はとこかで見たことがある作品のはずです。
このところフランスに行っても長蛇の列を作るのがルーブルそしてセーヌ川を隔てて印象画の殿堂オルセーもちろんこちらも並びますがルーブルの勢いは到底ありません。現代芸術のポンピドゥー・センターには活気がありません。
今の世界はいつ何が(大戦)が起こってもふしぎてはない状態が続いています。
人類が今求めているアートはしっかりとしたデッサン力を基礎に誰にでも見てわかるアートを求めています。
ピカソはアートで戦争を止めようとゲルニカの製作に励みました。しかしそれはものの見事に失敗をしました。
相手が悪かったですね。
ピカソのような絵画を一番嫌いとしていたヒットラーには余計に火に油を注いだだけだったかもしれません。
若きヒットラーも画家を心ざしたが見事に画壇からの酷評でドイツに行き結果あのような歴史が生まれてしまったのです。
いつの時代でも「タラレバ」は存在しません。
一秒先は何が起きてもおかしくないのです。
それを知るのに最も良い勉強は絵画でしょう。
人類40,000年前の洞窟壁画から始まり今なを書き続けられている絵画こそ人類が後世に伝える「言語」だからです。
世界の美術館を尋ねても、解説文はそれぞれの国の言葉で表されても、それぞれの作品が語りかけてくれます。