投資家の目線

投資家の目線670(食品関連の値上げ)

 地元で有名な蕎麦屋の本店で、今月から商品を値上げするという告知が貼りだされていた。いろいろコストが上昇しているようだ。先月は、牛丼の松屋(「牛丼並、3社300円超え、最安値の松屋が値上げ。」2018/4/4 日本経済新聞 朝刊)や中華の日高屋(「「日高屋」が値上げ、今月下旬から、麺類や定食など。」2018/4/8 日経MJ)、ピエトロのレストラン(「国産野菜使いメニュー改定、ピエトロのレストラン。」2018/4/26 日本経済新聞 地方経済面 九州)も値上げしている。

 食材では、小麦粉(「日清フーズ、小麦粉値上げ、7月から、家庭用は1~2%。」2018/4/26 日経産業新聞、「鳥越製粉、業務用小麦粉値上げ。」2018/4/13 日本経済新聞 地方経済面 九州、「業務用小麦粉、日清製粉値上げ、25キログラムあたり65円。」2018/4/11 日経産業新聞)、チーズ(「家庭用チーズ値上げ、明治、6月出荷分から、原料高・物流コスト増加で。」2018/4/27 日経産業新聞、「家庭用チーズ、5月から値上げ、雪印メグミルク。」2018/4/6 日本経済新聞 朝刊、「家庭用チーズ価格改定および容量変更のお知らせ」2018/4/10 森永乳業HP)、納豆(「ミツカン、納豆値上げ、6月に10品。」2018/4/3 日本経済新聞 朝刊)の値上げが発表されている。生活に必要な食料関連の価格が上がっており、中間層以下の家計には悪影響が出るだろう。

 上海(「第2回価格調査、上海の「食」、値上がり続く、マックバーガー21%上昇(アジアFocus)」2018/5/6 日経MJ)、韓国でも「農産物が大きく値上がりしたほか、外食費も上がった」(「4月の消費者物価1.6%上昇 7カ月連続1%台=韓国」2018年5月2日 聯合ニュース)と、食品関連の値上げは世界的な現象で、市民生活の厳しさも同様だろう。市民の生活苦はFTAのような貿易交渉にも影響を与える可能性がある。

 そんな中で、「ほっともっと」のプレナスがのり弁当を(「ほっともっと初値下げ、来月、のり弁30~50円引き。」2018/4/18 日経MJ)、中四国に展開するスーパーマーケットのフジ(「フジ、食品300品目一斉値下げ、ドラッグ店に対抗、最大2割、若年層・子育て世代に的。」2018/5/2 日本経済新聞 地方経済面 四国)、セブンアンドアイHDがハンバーグなどPB食品を3品(「セブン、PB4食品刷新、ハンバーグなど、本格的な味に。」2018/5/6 日経MJ)値下げする。これらの企業は値下げで顧客単価は下がる懸念はあるが、店に来る客数を増やすことで売上高を増やそうとしているのだろう。このやり方がうまくいくのか興味がある。


追記:近所のドラッグストアでは4月にパンも値上げされた。
追記:2018年5月11日の日経産業新聞では、日本製粉と昭和産業の家庭用小麦粉値上げも報じられた。
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