27日の日本経済新聞朝刊の「特集―人口減、街の再設計迫る、「高度成長期モデル」捨てきれず、タワマン乱立、住民を争奪(限界都市)」には、タワーマンション付きの再開発の割合が高まっていることが報じられている。最寄り駅の駅前でもタワーマンションを建設する再開発計画がある。その説明会では、タワーマンションからの通勤客で混雑する武蔵小杉を例に駅の混雑を懸念する質問も出た。再開発のコンサルタントは現在の駅の利用客数からすれば、タワーマンションの住民が増えても駅利用者の増加割合はたいしたものにならないという。しかし、大型ではないが駅周辺で何棟ものマンション建設が進んでいること、沿線の他の駅周辺でも再開発計画が持ち上がっていることから、通勤時の電車の混雑悪化は避けられないだろう。タワーマンション建設は、財政負担を少なくして木造住宅密集地域を解消することには役立つのかもしれないが、「交通混雑」というマイナス面も大きい。
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