投資家の目線

投資家の目線672(ブックオフの記事)

 4月30日の日経MJにブックオフ関する記事があった(「5年で200店減、3期連続最終赤字、縮むブックオフ、細る仕入れ薄れる楽しさ、買い取り額メルカリの半分以下。」2018/4/30 日経MJ)。それによると、フリマアプリのメリカリなどのネット取引のほかに、新刊書店も一部書籍の買取を始めており、競合関係が厳しいようだ。3期連続最終赤字で、店舗数も最近5年で200店以上減少しているという。

 同記事によるとブックオフの買取価格は低いようだが、価格交渉や発送の手間などの見えづらいコストも存在するという。それらを考慮すると、必ずしもブックオフへの売却が不利とは言えないだろう。しかし、利用したりしたことのあるブックオフの店舗も数店が閉店しているのを見ると、ブックオフの状況悪化は実感する。23区内にあるためか、改装中のものを除いてどの店舗も跡地利用がされていた。しかし地方でのブックオフの閉店は不動産市場に影響するかもしれない。

 ブックオフといえば、系列の書店「青山ブックセンター」六本木店も閉店するという(「青山ブックセンター、六本木店閉店へ、来月25日、本店に統合。」2018/5/8 日本経済新聞 夕刊)。新刊販売の厳しさも、中古市場の苦戦に影響しているのかもしれない。

追記:2018年5月16日の「のら犬ブラザースのアニメ!ギョーカイ時事放談」で、電子ブックはフォントが拡大できるので、老眼の人にとって便利という話があった。これも紙の書籍の衰退要因になるかもしれない。
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