投資家の目線391（「誰も知らない基地のこと」）

　先日、イタリアのドキュメンタリー映画「誰も知らない基地のこと」と、それに続くフリージャーナリストの岩上安身氏のトークショーを見た。この映画は沖縄やイタリア、ディエゴ・ガルシアといった在外米軍基地問題を扱った映画だ。イタリアのビチェンツァであった米軍基地建設反対運動や、インド洋に浮かぶ島ディエゴ・ガルシアでは基地建設のため住民すべてが追い出されたこと、沖縄の基地建設反対運動を映像化している。原題は「STANDING　ARMY（駐留軍）」。

　驚いたことに、地球上に米軍施設がどれくらいあるかは正確には分からないという（約5,000）。政治的に微妙な地域にある施設は公的文書にも掲載されていないようだ。在日米軍基地問題も日本にとって重要な問題だ。また、岩上氏によれば米国の外交経費は国務省7％、国防総省93％の割合になっているという。外交が軍事に乗っ取られている感じだ。この米国の現状にも要注意。

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・本日は、陸山会事件の検察審査会問題を扱った「最高裁の罠」の発売日。