![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/e2/ee062c0e07ffca95a4b9745231a1f692.jpg)
バス、ロープウェイ、トラムウェイ(登山鉄道)を乗り継ぐため、ホテルを朝6時40分に出発。毎度のことながらホテルの朝食を食べれません。
■行程
5:00 起床
6:40 ホテル出発
7:00 Place Mont-Blanc Marcheのバス停留所からバスに乗ります
7:20 バス停のBellevue駅で下車
7:30 ここからTelepherique de Bellevue駅からロープウェイへ乗車
8:10 Tramway de Mont Blanc(登山鉄道)の駅のBellevue駅から乗車
8:20 Mont Lanchat駅で下車
8:30 Mont Lanchat駅出発(2,200m)
10:10 ニデーグル(Le Nid d'Aigle)の分岐(Baraque forestiere des Rongnes、2,768m)
11:20 テートルース小屋(Tete Rousse hut、3,167m)到着(昼食にパスタ4人前・・・多すぎです。半分残しましたが、この大食いが後で後悔します。食べすぎで登りが苦しく、ルーファイミス多発。)
12:00 テートルース小屋出発
14:00 グーテ小屋(Gouter hut、3,800m)到着
15:00 ひるね
18:00 夕食
20:00 就寝
■登山道の説明
(0)アプローチ、準備
・ハーネス、ヘルメット、皮手袋は必携。Mont Lanchat駅でハーネスは装着し、ヘルメットと皮手袋をすぐに出せるようにしておきましょう。
(1)Mont Lanchat駅(2,200m)→Baraque forestiere des Rongnes(2,768m)【標高差568m】【登り1時間50分、下り1時間20分】
・Tramway de Mont Blanc(登山鉄道)の最終駅までのトンネルが崩落して、途中のMont Lanchat駅で下車しました。
・全体通して危険箇所にはフィックスやハシゴが設置されており、比較的安全に通過できますが、道をそれると急斜面なので、物を落とさないようにしましょう。
・登り始めはTramwayの左の側道を少し行くと看板が出てきて、左上するように道が分岐する。登りはじめから1時間は左上しつつジグザグの整備された登山道です。
・登りはじめから1時間過ぎくらいに大きな尾根をひとつ越えると、岩場(大きな岩がごろごろ)になりますが、ペンキがしっかり着いているので、迷わないでしょう。このあたりからヘルメットや皮手袋を装着するのが賢明です。アプローチで丁寧にきちんとこなすことが、登頂することの第1歩です。
・最後の30分の登りはフィックス、ハシゴ、岩場を越えていくので、十分注意しましょう。 登る前は日当たりが良く、背中から陽の光をあびるので暑いかもしれませんが、平地に到着すると風が抜けるポイントなので、寒くなるかもしれません。
(2)Baraque forestiere des Rongnes(2,768m)→Tete Rousse hut(3,167m)【標高差399m】【登り1時間30分、下り1時間】
・終始ざれた岩場をジグザグに登ります。踏み跡が多く非常に分かりにくいですが、最も踏まれている踏み跡を辿りましょう。それをそれると、落石を誘発したり、すべり落ちて行ったりするので気をつけましょう。
・この間でのヘルメットの着用は不要かと思いますが、心配な方はぜひ装着してください。
(3)Tete Rousse hut(3167m)→Gouter hut(3800m)【標高差633m】【登り2時間、下り2時間20分】
・テートルースヒュッテから20分くらい登ると落石で有名なグランドクーロワール(Grand Couloir)に到着します。フィックスが張っており雪がついている場合はセルフをとりながら進めますが、雪がないとフィックスが上に行き過ぎて使えません。しっかり、耳をすませながら足早にこの危険箇所を通り過ぎましょう。ただし、この道もざれているので勢い良く踏み込むと、落ちる場合があるので足早にかつ丁寧に進みましょう。1~2分くらいの間隔でこぶし大以上の落石が定期的に起こっていました。
・どこからでも行けますが、この間は本当のルートファインディングの力が試されます。踏み跡と他のパーティーの動向を良く確かめましょう。(私は登りに間違えて、Ⅲ級くらいの岩場を直登しましたが、もっと安全で簡単な登山道があります。)
・最後の50mくらいはフィックスが張ってありますので、危険箇所と自分で感じた場合はセルフをフィックスにかけながら進みます。120cmのスリングでハーネスのビレイループにタイオフ(ガースヒッチで結ぶ)し、安全環付カラビナでフィックスにかけます。
・完全に雪が無くなってしまえばしっかりした三点支持で進めますが、前日に雪が降ったり、雨が降っていたりすると、滑りやすいので、十分注意してアイゼンの利用も躊躇しないようにしましょう。
・最後のフィックスロープを登りきったところがグーテ小屋です。今年(2012年)に新しいグーテ小屋が完成する予定でしたが、2012年7月中旬ではまだオープンしていませんでした。
■写真
↓今日の予報は晴れですが、風が強くモンブラン周辺は20m/s以上。
↓エギーユデュミディもはっきり見えますが、おそらく今日も強風のためここまでのロープウェイは動かないでしょう。
↓ホテルでもらった無料のバス券でこのあたりのバスは乗り放題です。
↓バスの中の掲示板に現在地と次のバス停を表示してくれるので、とても助かります。
↓ロープウェイのベルビュー駅。
↓シャモニー・モンブランの街に朝日があたります。
↓どっち?
↓意外と近いTramway(登山鉄道)のベルビュー駅。
↓Tramwayがやってきます。
↓Mount Lanchatからテートルース小屋の登山道はなかなか危険です。ヘルメット持っている人はかぶりましょう。
↓風は強いですが、今日は荷揚げ日和。4~5回、グーテ小屋やテートルース小屋に荷揚げしていました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます