レンタカーを借りる機会があって、車種がたまたまスズキのスイフトであったが、強い印象を受けたので記してみたい。スズキの車を運転したのは初めてであった。最近の車には、色々なセーフティサポート機能が付いていて、新車に乗り換える機会が暫く無かったの、それも初体験であった。レンタカーは半日借りて、その間に4回警告を受けた。特に乱暴な運転をした訳でもないのに、突然警報が鳴って注意されると、理由が分からないので、かなり慌てる。理由が分かるまで瞬時、運転操作が停止するため危険でもある。この種の機能は乗車前に説明が必須であると思った。
後で考えても、4回の警報で必要であると思ったものは無かったので、出来れば切って置いて欲しいものである。順番に考察してみる。まず、フラ付き警告機能であるが、横道からノロノロと出てきた車がキチンと停止しなかったので距離をとるため車線を少し変更したところで警告された。これは意味も効果もない。次に、立体駐車場において、バックで駐車しようとしたところ、壁から3メートルも離れた所から警告が鳴り始めた。何か障害物があるのかと、降車して確認するハメになった。3回目は、交差点での右折時に前車に近づき過ぎたようで、一旦停止させられた。最後は、信号待ちにおいて、エアコンの操作をしていて、前車が発信したのに気づかずにいると、間髪を入れずに「前の車は発進しています」という警報にしかられた。半日で4回(乗車時間は1時間半位)。この車に警告されずに運転するのは、かなり難しいことであると感じた。
最後に、この車の不満な点を追加。この車のエンジンキーはいわゆるスマートキーで、スマートキーを携帯して、エンジンスタートボタンを押すとエンジンがかかるタイプである。ただ、エンジンをかけたまま、車外に出ると、ピーピーと警告音が鳴る(10年近く前にスマートキーの車に乗ったことがあるが、その時は無かった機能)。バック駐車で後方確認のため降車した時に何回も警告された。一説によると、この警告が嫌な時は、スマートキーを車内に残しておけば良いらしいが、それは、最も怖い「閉じ込み」の要因にならないか不安である(あと、電池が切れたらどうなるのか。自分はスマートキーの車は買わないつもりである)。
果たして、警告だらけの車は嫌われないのだろうか。自分の車だった全部OFFにして乗ると思う。