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日産ノート e-POWERは車酔いし易い

2024-08-04 10:03:41 | 日記
最近の車は色々な機能が搭載されているので乗る度にブログのネタになってしまう。日産ノート e-POWERについては既に記事にしているが、短時間の運転だったので、もう少し長い時間運転してみたいと思っていた。今回、レンタカーを借りる機会があったのでノート e-POWERを選択してみた。
まず、気が付いたのはルームミラーが、モニタ表示になっていたことである。これには大変違和感を感じた。鏡のルームミラーの場合は、実際に見ていなくても視界に入っていれば後続の車の動向が何となく感じられていた。車が徐々に近づいてきているのを「感じる」ことができた。それがモニタ表示になると、いきなり後続の車が直近の直後に出現するのである。これには何度もハッとさせられた。どうも、モニタ表示だと、モニタ内に映る物体同士の距離感がつかめないようである。あと、室内が映らないため同乗者の様子が分からないのは欠点である。モニタ表示のルームミラーは「なし」だと思った次第である。説明書によると、鏡のルームミラーとの切り替えスイッチはルームミラーの裏側にあるとのことなので、次回は切り替えて乗ることにしよう。
ノート e-POWERの宣伝文句に「ワンペダル」というのがある。これは回生ブレーキ(エンジンブレーキと同じ様にモーターを使って減速させる。減速時に発電する電力でバッテリーを充電する)により、アクセルを緩めると制動力が働くのでブレーキペダルを踏まなくて良いという意味である(口の悪い人は「ゴーカート」みたいと言う)。しかしながら、これは慣れないと結構ストレスである。例えば、交差点の赤信号では、惰性で停止位置まで走って止まるが、アクセルを緩めるタイミングは「感覚」である。この回生ブレーキが効くと途中で失速してしまい、いつもの「感覚」が通用しなくなり、大抵、アクセルを追加で踏むハメになる。今回は半日運転したが、ベストな「感覚」(回生ブレーキが効かないアクセルの踏み加減は微妙で足が攣りそう)が掴めなかった。
この回生ブレーキには、もう一つの副作用がある。今回、家族が後席に同乗していたのだが、レンタカーを返却した後で、車に酔ったと言われたのである(ルームミラーに映らないので様子が分からなかった)。これまでオートマ車に同乗していて、酔ったと言われたことはないので、詳細を聴いてみると、回生ブレーキによる減速時の加速度が原因だと分かった。同乗者がいる場合、通常のオートマ車の運転では加減速による加速度を感じさせないよう丁寧な運転を心掛けているのだが、回生ブレーキでは車酔いの許容の範囲を超えてしまったようである。
返却時に、この回生ブレーキにより、今回の走行距離の約1割の電力を節約できたというレポートを見せてもらったが、上に述べた「負の効果」を考慮すると、「どうかな?」という疑問は残った。運転モードを「エコ」ではなく「ノーマル」にするとガソリン車に近い感覚になるそうなので、次回は「ノーマル」を選択しよう。最近の車は「テン乗り」が難しい。