汗と涙の着物生活 

突如着物に目覚め、ついに着物作成に挑戦。着付けに涙し、とどまらぬ物欲に冷や汗の毎日。

隅田川とうろう流しに行ってきました

2016-08-15 | お出かけ
「隅田川とうろう流し」が開催されるのは8月13日。
当日、いそいそと浴衣を着て出かけました。

ここはやはり浴衣だろうと、ひさしぶりに「なんちゃって有松」を取り出しました。
これは、京都の弘法市で購入したもの。
「有松」という触れ込みでしたが、本当かは証明しようがないので「なんちゃって」をつけています(^-^;

迷ったのが、半襟や旅を着用するか否か。
川沿いのイベントということで「正当浴衣」として裸足に半襟なしに使用かと思ったのですが、この日は川沿い散策も予定されているとのこと。
であれば、素足に下駄は厳しいかも…ということで、足袋だけ着用しました。

しかし慣れない浴衣の着付け。
やっと、気つけ出来たと思ったら、帯の下に伊逹締めを占めていないことに気づき、やり直し。
そうすると今度はなかなかうまく締められず…。
3度もやり直す羽目に。結局、ちゃんと納得いく結び方ができないまま、向かいました。
おかげで集合時間に遅刻…


<川沿いで参加の皆さんと>

浅草駅につくと、川沿いはすごい混雑。しかもインバウンド効果か、外国人が予想以上に多い様子。
日本語でない言語が飛び交っています。

とうろう流しの順番待ち行列に並んでいる知人たちにやっとのことで追いつき、用意されたとうろうの側面に願い事を書き綴ります。

このイベント、終戦直後の昭和21年の復興祭のときにとうろうを流したのがルーツだとか。
その後、防潮堤の整備などの事情から、昭和40年に中断。
平成17年に、東京の魅力をアピールしようと機運が高まり、再会するに至るそうです。

私は対岸の墨田区に勤務していたことがあるのですが、このイベントのことは全く知りませんでした。
考えてみると勤務していたのは、平成の一ケタ時代。
ちょうど中断していた時期だったんですね。

川岸からそっと各人が手ずから川に流すのかと思いきや、とうろう流し用の「水道」ができていて、そこで火をつけてもらうと同時に流していきます。
その様子は、あたかもウォータースライダーか流しそうめん…
あまり風情がない…
人が多いのでいたしかたなし。


<スカイツリーとアサヒビールをバックに流れるとうろう>

その後は、川岸をのぼって散策したのち、浅草の街中に戻り、江戸料理を楽しみながら女子会。
声がけしてくれたTさん以外、ほぼ初対面の人たち。
それでも、ひとりひとりが自分の足でしっかり立って歩んでいる様子がうかがえて、本音トークがさく裂しました。
そして余りの楽しさに、ひさしぶりに終電で帰ることになってしまいました。
電車で帰れてよかった…

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