恵比寿三越で開催されていた「古ノ今」というイベントに参加した。
イベントの概要をちょっと紹介しましょう(アヴァンギャルド茶会のWEBサイトから引用)
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for da Nippon Foundationは、日本伝統のモノづくりや美意識を再考し「古ノ今」を表現します。
記念すべき最初の発信は【JAPAN SENENS「古ノ今」by fdN.F恵比寿三越】にて京都・金沢・備前の三都をめぐります。
【地域資源】×【ディレクター】×【マイスター】
を基本スタンスとし、「古(いにしえ)」から受け継いだ伝統技術の「今(いま)」をお魅せします。
日本伝統のモノづくりや職人技。新たな価値観を表現します。
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このイベントの京都のコーディネーターを務めるCOS Kyotoの北林さんは、前の会社の元同僚。
「デザイン、デザイン」と在職時代から言っていたが、退職していろいろあったらしいが、こんな面白いことをしているとは…(笑)
お茶のお稽古の後でもあり、着物でお邪魔した。
この日は、なんちゃって紫紺染の長着に蝶柄の塩瀬帯。
蝶の柄は、年が明けてから春限定。なんとなく、そう決めている。
友人にいただいた、おばあ様のものだったという絽(?)の道行を初めて着用。
ゴールデンウィーク前は、帯付きは避けたいというのも、何となく自分で決めている季節の決まり。
しかし、絽のような、織の粗いものとかごバッグの相性は最悪である。
道行の折り目が、かごに引っかかって引っかかって…ずいぶんと道行に引き攣れの後を残してしまった(涙)。
ちょうど私が訪れたときに、会場では龍村周氏のトークが開催中。
京都でも、もう作れる人が少なくなってきたという繊細、かつ洗練された作品を、作家自らが紹介して下さる。
こうして、作家や作品をプロデュースしたディレクターたちの話を直接聞きながら、作品を眺められるのがこのイベントの最大に魅力だ。
私より、ずっと若いディレクターたちが、伝統工芸について熱く語りかけてくれるのを見ていると、「伝統とは革新の連続」という言葉を実感する。
もちろん、購入して気に入った作品を自分のものとして使えることも魅力である。
お金さえあれば、だが(^^;)。
私は、東日本大震災の時に、ぽつぽつと集めていた抹茶茶わんが全て割れてしまったので、抹茶茶碗の良いものがあれば買いたいなあ…と思っていた。
そこで出会ったのがこちら。備前のヒロイグラススタジオさんのお茶碗。
ガラスの柄の影が、卓上に落ちている様子がきれいで気に入ってしまった。
お茶碗の中でも、お財布にやさしい値段だったことも購入の理由の一つ。
ただ、残念ながら冷茶限定。耐熱ガラスではないとのこと。
でもこの形であれば、お抹茶以外に器として他のものを入れて楽しめそう。
こうして三都を並べてみると、それぞれの都市の特徴が工芸品に表れているようでおもしろい。
備前は、備前焼など、そのまま日常使いのできる距離感。
金沢は、九谷焼の磁器の展示が多かったせいか、ちょっと改まった感じ。
京都は、以外にも土っぽい。うーん、土というより、「血」を感じる。洗練されているのだけれど、日本人というものをストレートに出してくる印象。
根拠うないけれど、そんな印象を受けた。
北林さんによると、今後、日本の都道府県すべてを回っていきたいという。
今後の展開も楽しみだ。
イベントの概要をちょっと紹介しましょう(アヴァンギャルド茶会のWEBサイトから引用)
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for da Nippon Foundationは、日本伝統のモノづくりや美意識を再考し「古ノ今」を表現します。
記念すべき最初の発信は【JAPAN SENENS「古ノ今」by fdN.F恵比寿三越】にて京都・金沢・備前の三都をめぐります。
【地域資源】×【ディレクター】×【マイスター】
を基本スタンスとし、「古(いにしえ)」から受け継いだ伝統技術の「今(いま)」をお魅せします。
日本伝統のモノづくりや職人技。新たな価値観を表現します。
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このイベントの京都のコーディネーターを務めるCOS Kyotoの北林さんは、前の会社の元同僚。
「デザイン、デザイン」と在職時代から言っていたが、退職していろいろあったらしいが、こんな面白いことをしているとは…(笑)
お茶のお稽古の後でもあり、着物でお邪魔した。
この日は、なんちゃって紫紺染の長着に蝶柄の塩瀬帯。
蝶の柄は、年が明けてから春限定。なんとなく、そう決めている。
友人にいただいた、おばあ様のものだったという絽(?)の道行を初めて着用。
ゴールデンウィーク前は、帯付きは避けたいというのも、何となく自分で決めている季節の決まり。
しかし、絽のような、織の粗いものとかごバッグの相性は最悪である。
道行の折り目が、かごに引っかかって引っかかって…ずいぶんと道行に引き攣れの後を残してしまった(涙)。
ちょうど私が訪れたときに、会場では龍村周氏のトークが開催中。
京都でも、もう作れる人が少なくなってきたという繊細、かつ洗練された作品を、作家自らが紹介して下さる。
こうして、作家や作品をプロデュースしたディレクターたちの話を直接聞きながら、作品を眺められるのがこのイベントの最大に魅力だ。
私より、ずっと若いディレクターたちが、伝統工芸について熱く語りかけてくれるのを見ていると、「伝統とは革新の連続」という言葉を実感する。
もちろん、購入して気に入った作品を自分のものとして使えることも魅力である。
お金さえあれば、だが(^^;)。
私は、東日本大震災の時に、ぽつぽつと集めていた抹茶茶わんが全て割れてしまったので、抹茶茶碗の良いものがあれば買いたいなあ…と思っていた。
そこで出会ったのがこちら。備前のヒロイグラススタジオさんのお茶碗。
ガラスの柄の影が、卓上に落ちている様子がきれいで気に入ってしまった。
お茶碗の中でも、お財布にやさしい値段だったことも購入の理由の一つ。
ただ、残念ながら冷茶限定。耐熱ガラスではないとのこと。
でもこの形であれば、お抹茶以外に器として他のものを入れて楽しめそう。
こうして三都を並べてみると、それぞれの都市の特徴が工芸品に表れているようでおもしろい。
備前は、備前焼など、そのまま日常使いのできる距離感。
金沢は、九谷焼の磁器の展示が多かったせいか、ちょっと改まった感じ。
京都は、以外にも土っぽい。うーん、土というより、「血」を感じる。洗練されているのだけれど、日本人というものをストレートに出してくる印象。
根拠うないけれど、そんな印象を受けた。
北林さんによると、今後、日本の都道府県すべてを回っていきたいという。
今後の展開も楽しみだ。
「伝統とは革新の連続」…って、かなり前ですが、故勘三郎さんを偲ぶ展示を観たときにも、似たような文言を目にしました。本当にそうですよね。
お召しのお着物、素敵ですねぇ。私、そろそろこういうスタイルの、茜や紫根染めの総絞りの着物、欲しくなってきました。少し前までは、自分には早いかなあととくに惹かれなかったのですが、こうして着姿を拝見すると、いいものですねぇ。
手元不如意なのに、欲しいものばかりで、なかなか辛い(笑)イベントでした。若い作家さん達やディレクターの思いを直接聞けるのは、楽しいです。ヴィトンやエルメスを買いに外国人がフランスを訪れるように、こうした伝統工芸がブランド化されたらいいなあ、と思いました。
紫根染め、白地が多いせいか、思いのほか使い勝手が良くてオススメです!