アトリエ 籠れ美

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平成27(2015)年5月4日より

独自技法追究(第91回旺玄展出品作含む)その15

2025-02-24 15:00:00 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
 昨日は、第91回旺玄展出品作のF50号は敢えて制作せず(しっかり指触乾燥させるため)、ほったらかしになっている、F20号(風景画)とF6号(人物画)を描きました。

 どちらもほぼ完成しているので、最終的な仕上げの段階。こうして随分と時間が経ってみると、失敗したと思っていたF20号ですが、案外悪くない。

 これは油絵を描くときに、いつも心がけているんですが、できるだけ諦めずに丁寧に手を入れる、そういうことが効いているんですね。改めて意を強くしました。

 しかしこうした風景画の描き方を改めるべく、つまりはこうした描き方に限界を感じての、「油絵下地最終テスト」が現在進行しているわけなんですが。

 もちろん、できるだけ諦めずに丁寧に描く、という方針には変わりありませんが、違った手法を追求したいわけなんです。


 さて、もうひとつのF6号ですが、こちらも最初は失敗気味だと思っていたんですが、さにあらず。ということは、これにて人物画の描き方は習得したと言えます。もう間違いないですね。

 女性の肩から上、ほぼ顔だけを描いたようなものなんですが、こういう制作手順でもちゃんと顔が出来上がるということは、ちゃんと描けるようになった証です。

 作品自体はもうちょっとかかるかな。背景の手直しに手間取ってます。

 そうそう、言い忘れましたが、F20号ですが、画面全体が中間調で描き込まれているので、最明部と最暗部を入れる感じで描いていけばよく、ただこちらもちょっと時間がかかりますかね(昨日は最暗部を慎重に入れただけ)。


 さあ、明後日にF50号を制作するつもり。もう仕上がってますので、どこをいじるのか、画面とにらめっこすることになりそうです。

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