あまり記憶が定かではありませんが
たしか2017年の秋
家庭菜園にしている農地の土手に植えている椚の木を強剪定していた義父が
齢85歳となって運動神経が鈍ってきたのか
木から転落して脊椎を圧迫骨折してしまい
それに懲りたのか
『もう畑には行かん!』と言い出したとかで
丁度農協から玉ねぎの苗を買っていたこともあって
その約1反ある土地の隣で借地で野菜作りしているオジサンに植えてもらうと聞き
なんせ一度貸したら取り戻すのに並み半端ない労力を要することを学習していたため
「それやったら、オレが植える」と宣言
それまでにもアチコチの休耕田や耕作放棄地、
その上山林や竹林の草刈りや伐採に辟易としていたのに
更に重荷を背負ってしまったのですが・・・
それまで定期的に草刈りしていた土地でアップアップ状態で
ついつい放置したらこの有様
↓
義父が丹精込めて無花果の木を20本以上植えていたため
せめて無花果が収穫できるようにしなければと
(チャンカーが収穫してたのでマムシに噛まれないようにと)
重い腰をあげ刈払い機で処理していたのですが
そこで明治30年代生まれの祖母が植えていたものの
棚が壊れて放置したキウイを発見
棚が無くなっても恐ろしいほどの勢いで枝を伸ばしていたため
思いっきり強剪定
家族に聞くと「酸っぱすぎて食べられへん」と言っていたので
「しゃーないなぁ・・・」と思っていたところ
ある日実がなってるのを発見
その後熟してきたのを見て
『ホントに食べられへんのかなぁ』とネットで調べてみると
どうやら収穫したままで食べられる果物でなく
追熟するものだと知り
試しに追熟してみようと100ケほど収穫
大きめの密閉できるプラ容器に入れて
リンゴとバナナを入れ
毎日硬さの変化を確認していたところ
数週間後、手で握るとじんわりと柔らかくなり
試しに食べてみたところ、まだ少し酸味が残っていたものの
糖度も増してとても美味
その後も数日おきに柔らかさと味を確認していたら
酸味はほとんど感じなくなり無茶苦茶美味しくなり
家族で毎日のように皮を剥いて丸かじりしてたので
とうとう食べ尽くしてしまい
これは野生のままにしとかずにちゃんと栽培しようと決意
竹林も数カ所あるので、ただで使える竹で棚を作ろうかな
とも考えたのですが
よくよく考えてみると 防腐処理をしなければ数年で朽ちてしまうのを思い出し
単管パイプでしっかりした棚を作ることに決定
どうせなら夏場は日陰にして休憩できるように大きめにしようと
縦横 4mx8mの棚にしようと
ホームセンターに行き(パイプを切断できるか確認して)
4mを7本
柱用に3mを6本買って 収獲しやすい高さにと2.5mで切断してもらい
25kのバラスを3袋と基礎用のコンクリートブロック6ケ
それと接続用のジョイント金具を購入
(軽トラでは4mのパイプを運べないのでホームセンターで運搬用のトラックを無償で貸してもらいました。)
そこそこ重量があるので単管パイプは4mは1本ごと
2.5mは2本束ねて農地まで運び込み
バラスと金具は一輪車を使いましたが、これも結構重量物で重たかった~
ここまでで半日
体力を残しておいて
翌日パイプを並べて基礎の位置決めをして
柱の位置の穴堀り
大雑把にだいたいの位置としたため
少し大きめにして深さは55cmに
(バラスの厚みと収穫時のために高さ2mくらいとするため)
6カ所の穴を掘ってから
単管を組み立て(反転したら基礎に入るように)
バラスを敷き
基礎のブロックに差し込み
パイプが沈まないようにクランプで位置決めして締め込み
水準計で各柱の高さを調整
切断した50cmのパイプと自在クランプを使い
斜交いで強度を増し
その後土を戻して単管パイプの骨格が完成
翌日竹林に行って 細身の竹を切り
鉈で枝を払い
無理やり軽トラに積み込み
棕櫚縄とワイヤーを買ってきて
竹とワイヤーで棚を作りました
その後、誘引用の紐を使って暴れ放題だったキウイの枝を棚に引き込み終了
あくまでもご参考までに
今回のパーゴラ作りには
Manpowerは
単管等資材の購入と運搬(ホームセンター3店)4時間
基礎用の穴堀り 6ケ所 4時間
仮組み立てと設置 3時間(反転時チャンカーが手伝い1時間)
竹の切断と枝払い及び運搬 3時間(竹12本、追加8本)
棚作り(竹を棕櫚縄で取付)5時間
キウイの誘引 1時間
【合計20人時間】
費用は
単管パイプ、クランプ他金具、基礎用ブロック、バラス 約6万円
棕櫚縄、誘引用紐、ワイヤー 7千円
【計6万7千円】
7月と9月に8-8-8の肥料を追肥して
11月に収穫と有機の堆肥類で元肥
1月か2月に剪定して
3月に柱の下の土づくりをしてから剪定した枝を挿し木
さて、そこそこ順調に育ってくれたら
本格的にキウイ農家をしちゃうかも
もし空いてる土地があったら是非挑戦してみてくださいね