前回の記事で
>それはたぶん また明日にでも(ホンマに~?)
などと言っておきながら
シッカリ1週間が過ぎてしまいました!
いつものことながら
ロムラーのみなさまにはホンートに申し訳ございません。
で
そこまでヒッパって
いったい何を伝えたかったかと言うと・・・
かれこれ三十数年前の17歳の頃
先輩から引き継いで始めたアルバイト先のことなんです。
そのバイト先とは ”まるよし”という名前のお店
この駅↓で を降りて
こっち↓側の出口を歩いて
↓ココには、その昔 エレベーターがあったんだけど
火事で燃えちゃってなくなっちゃいましたね~(たしか昭和49年の冬だったような・・・)
それにしてもインターネットって便利だよね~
検索したら こんな写真まで出てきた
http://www.city.toba.mie.jp/koho/masakichi/konjaku01.html
と、いつものように脱線して前置きが長くなりましたが
ここがそのお店
二階に座敷とか、一階にも小上がりの席もあるんだけど 基本はなんといってもこのカウンター
その昔は、熱海を代表するような団体医さん向け観光地のひとつとして
お伊勢まいりなどで、それこそ年がら年中賑わってたところでしたから
もちろん観光客とかもよく来てたけど
メインのお客さんは、地元の超がつくようなノンベーさん達に
なんといっても同業者達(割烹やホテルの板前さんなどなど)
彼等が仕事後に立ち寄り、ホッと安らげる場として賑わっていました
なんせ同業者が相手なんで 出す肴が これまた絶品
水槽から出す活魚が中心なんだけど
(アワビやサザエ、伊勢海老はもちろん、アジのタタキとか、オコゼの刺身&唐揚げ、煮魚、焼き魚などなど)
それ以外にも 美味しいものばかり
カツオのハラミの塩焼きとか、サワラのお刺身、カツオ茶漬け、コノワタ、真珠貝の貝柱
カンパチやウマヅラハギの刺身(肝が抜群)に、鍋類に串揚げに・・・
ほんとにあるものすべてが美味しいお店なんです。
そんな訳で、その頃はもっとも賑わいをみせるのが 夜の9時以降から
閉店時間は、最後のお客さんが帰るまでってことで
大概が、未明の午前2~3時前後
(もう、随分前から、深夜までの営業はされてませんのでご注意を。)
あまりお酒の飲めない体質の大将に代わって
お客さんから注がれるお酒を受け取るのもアルバイトの大切なお仕事でした(ホンマかいな^^;)
当時の一日の生活パターンといえば
朝 08:20 登校時間ギリギリになって起床(寮でしたからね)
半分眠った状態でとぼとぼと教室に向かい
なんとか出欠確認の点呼に返事だけして
そのまま机につっぷして撃沈
午後の授業まで 座学の日はほぼ半分寝た状態で 学校生活を過ごし
終業後に寮に戻った頃に ようやくお目覚め
午後4時半頃 寮内のお風呂に向かい 湯船に半分ほどお湯が張られた頃に入浴
寮の食堂で夕食を済ませ身支度を整えて アルバイトにご出勤
翌日の2~3時頃、閉店後の掃除をして カウンターで慰労の一杯と夜食をいただいて 寮に戻る
そんな生活を送っていました
そのバイトを始めて数箇月後に父が急逝
悪いことは続くものと言っていいのか 当然の報いと言うべきか
な、なんと その学年でシッカリと落第してしまいましたが
1年後には交代要員を増員して なんとか卒業近くまで凌ぎました
そんなこんなで、そこにはいろんな思い出もいっぱいつまってるんです。
ところでそうしてアルバイトしたお金は どうしたかと言うと
実は、バイトで稼いだ以上の金額を、アチコチの飲み屋さんで遣っちゃってたんですけどね
なによりも、ここでのバイトを通じて学んだことが山ほどあって
その後の人生にとって、言葉では言い尽くせないほど貴重な糧となりました
大将! 奧さん! ホントーにありがとうございました。
(↓は、当時は、浴衣姿にゲタの音を鳴らせた観光客で賑わってた裏手の飲み屋街)
(観光客が激減して、すっかりゴーストタウンになっちゃいました)
バイト先の大将&奥さんとは
その後もずっと交流を続けてて 卒業式には自宅に泊めていただいたり
結婚式にも出てもらったり
たまに家族連れで遊びに(飲みに)行ったら 別格扱いで大サービスしてくれるわ
最近では、近頃とっても有名になった安楽島のカキを山ほど送ってくれたりと
家族同然のお付き合いをしているのですが
とうとう この3月2日を最後に、閉店することになっちゃったのです。。。
それで、ここでも宣伝して せっかくなんでロムラーの方々にも
行ってもらいたいなーって思ってたんけど
さすがは名店
昨年末に閉店することを決めて 店内に案内を張り出したところ
地元の古くからの常連さんはもとより 昔から贔屓にしてくれたお客さんが
全国から押し寄せるようになって 大忙しでテンヤワンヤ
先日帰国してから
『〇〇です。 この週末にでも飲みに行かせてもらいます!』って電話したら
『〇〇君、わざわざ来てくれるん? ありがとう。(伊勢弁のおっとりした言い方で) 』
『せやけど週末はお客さんがいっぱいきてくれて、ゆっくり話をする時間もあれへん思うから
お休みの前日の火曜ではあかんやろか?』
ということで
来週からまた長期出張の予定が入ってしまったので焦って夫婦して行ってきちゃいました
一週間のうちでも 一番ヒマな曜日にもかかわらず
沢山のお客さんがいて、
さらに飛び込みのお客が次々と来てくれるのに
『すんません! 手が回りません。 無理です。』って何人も断ってるほど
カウンターに座りながら、見てらんなくなって
『大将!35年ぶりに中に入ろか?』って言ったら
『そんな腹したヤツがおったらジャマや(笑)』
って拒否されちゃいました
ま、たしかにそーかも(爆)
こうやって 惜しまれて閉店しちゃうんだな~って
つい寂しい気持ちになっちゃったんだけど
それよりも『長いことお疲れ様でした。』って言うべきだった
これからは、大将と奥さんと一緒に
昔の常連さんで その後自分の店を持ったお寿司屋さんにお客さんで行こ!って誘われたんで
これまで以上に マメに顔出しに行こっと
こんなお店なんですよ(キリがないので、ほんの一部だけ)
↓
http://ameblo.jp/irezumi-com/entry-10691165527.html
http://saludysuerte.blog13.fc2.com/blog-entry-325.html
http://ameblo.jp/somesuke24/entry-11055854370.html
http://yaplog.jp/maip/archive/249
http://plaza.rakuten.co.jp/oldbrownshoe/diary/200801230000/
(※カオリさんの記事も貼り付けたかったけど、ご本人からの許可を得てないので控えちゃいました)
この記事をみて、もしも、もしも閉店までに行ってみようかと思われた方
断られるかもしれませんので、その時は悪しからず
[オマケ]
で、その時は、肩おとさずに駅の反対側をずーっと歩いた町はずれにある
お寿司屋さん”太助”に行ってみてください。
(地元のお客さんを相手にしてる魚介類の美味しいお店です。)
「大昔、”まるよし”でバイトしてたらしー変なオッサンに紹介されてきました」
って言ったら サービスしてくれるかも
その時は、”太助”から徒歩3分ほどのところにある扇芳閣に泊まるのがお勧めです。
場所は、金比羅山の中腹にあります。 写真は日の出頃の風景
館内はキレイだし、眺望のいい展望温泉や露天風呂もあるし
素泊まりもできて、リーズナブルで便利ですヨ